登山者情報1,630号

【2013年02月21-22日/山形県山岳遭難救助訓練/井上邦彦調査】

 今年も山形県山岳遭難救助訓練が蔵王坊平で実施された。今回の講師は日本体育協会公認上級指導員である井上・菅野・仁科が担当し、受講者は各地区遭難対策委員会救助隊員・陸上自衛隊・山形県警察山岳救助隊員、総勢69名であった。
 井上が雪崩について説明(訓練資料)した後、3班に分かれて基本技術の確認を行った。午後からは第1リフトの終点付近に移動し、井上が弱層テスト、菅野がビーコン操作、仁科がプローブ操作を担当しローリングして訓練。閉鎖していただいた青い鳥コースでロープ操作方法やピッケル操作訓練を行った。
 翌日は仙人沢に向かい、想定に基づき吊り上げ・吊り下げ訓練を行った。

受講生の皆さん
開講挨拶
受講生の中には始めてカンジキを履く方も
自衛隊の装備にも、カンジキとスノーシューがありました
弱層テストです
先ずはコンプレッションテスト
ブロックを大きく作ってしまう傾向があります
スノーソーを使って
雪柱を切り出します
ハンドテスト
場所や状況によって使い分けることが必要です
ゲレンデで支店を取ります
基本をしっかり確認
A班は、渡部・舟山・本間組に分かれて訓練
流動分散
視界が開けてきました
舟山組です
こちらは本間組
加速を付けて落ちます
無事に止まったようです
渡部組
スタンディングアクスビレイ

つづく →