登山者情報1,638号

【2013年04月04日/葉山/井上邦彦調査】

 この1週間以上、長井市に通っていた。その時に見た葉山に登ってみたくなり、一人で向かった。自宅を出発した時は小雨が残っていたが、現地に着く頃にあがった。最初は農免道路を進んだが、除雪が途中で終わっていた。Uターンをして白鷹町と長井市の境にある葉山神社を目指した。「置賜さくら回廊」と書かれた大きな看板の先にある「葉山登山口」の看板から枝道に入るが、すぐに車道は雪に閉ざされた。
 9:15車を雪に突っ込んで歩き始める。数日前と思われるトレースが沢山ある。杉林の中の車道を進むが、不規則な雪の硬さに悩まされる。09:31農免道路に出る。やはり雪で塞がっていた。「葉山森林公園」の看板を横目に直進する。右側に公園施設の建物がある。
 09:45登山口から鳥居脇を通過して尾根を目がけて登る。尾根に上がると道が出てきたが、掘れた登山道は雪が残っている。マンサクが咲いていたが、杉の他に葉のあるのはエゾユズリハだけだ。10:01-07一息入れる。陽が差してきた。10:50-57杉林になっている所穏やかなピークで休憩。その上は細いブナ林になる。11:05、767m、高木が殆ど無い細い尾根上に出る。
 11:28-35空腹を覚えたので食事を取る。11:39ふたつ目の杉のすぐ上にこの辺りでは太いブナがあった。11:50、1,000mここから太いブナがすこしずつ出てくる。12:03右手から登ってくる大きな尾根に合流する。ここの下りは如何にも迷いそうだ。
 平坦であまり高木のない頂上部を進み、12:25展望の良い所に立つ。大朝日岳は雲に隠れている。12:31-13:12葉山山荘で食事とする。下山を始めると、足元に長井盆地が覗けた。尾根をぐんぐんと下る。上の杉はブナがある、次の杉はずんぐりむっくり。14:05間違えて右の尾根に入り込みそうになる。1本だけ熊棚があった。14:45登山口、15:05車に戻る。
 コース全体として、私が普段歩いている山と異なり、昔から人と関わってきた山らしい植生だった。

今回のコース
農免道路に出た
道路は左右とも雪に覆われている
先に進むと山の神の祠があった
水車?
立派な建物があると思ったら
森林公園だった
登山口
葉山参道の石標がある
小鳥の声に包まれる
平野部が見えた
尾根が細くなる
葉山の連なり
スノーシューの跡
杉の枝が下に引かれている
その杉の上にやや太いブナ
標高を上げるとようやくブナらしいブナが出てきた
外界を覗く
広い斜面となる
右から大きな尾根を合わせる
奥の山々
亀裂
長井方面
登ってきた尾根
小屋が見えた
膨らんでいるブナの芽
小屋を振り返る
大朝日岳と小朝日岳の鞍部(熊越)
樹木がないのは湿地だからだろう
葉山山荘(奥はトイレ)
小屋の脇にある葉山神社
本日の昼食
下山をする
直ぐ下に長井盆地が広がる
登ってきた尾根
高度を下げる
ずんぐりした杉
マルバマンサク
細いブナ林
イワウチワの蕾
熊棚
車に戻り、葉山を見上げる

おわり