講師の堤さんは気さくな方でした。ビニールテープやサランラップによる応急処置の話をしたところ「ビニールテープはどこかでやっていると聞いたことがある。衛生度は大丈夫か?サランラップは指が切断した時に使用している医師がいる」と話されました。私達が行なっているカッパ搬送法については「やり方を教えて欲しい」と言われ、会議が終了後に披露してきました。「良い技術があれば、どんどん広めて行きたい」と登山活動の安全対策普及に貪欲でした。
| 前日も講義をして、用具をザックに入れっぱなしと言いながら始まりました | |
| 背負バンドにスリングを巻きカラビナを付ける | |
| ふたつ作ったら、ザック上に付いている輪の中を通して交差させる | |
| ハーネスの腿部に付ける | |
| これで完成です 複雑な構造ではなく、シンプルで素早くできる技術が大事 | |
| 回転するように背負い手を替わる方法 | |
| 腕の入れ方がポイント | |
| 側で交替をサポートする時は腿を持つ | |
| ハーネスがない場合はスリングを真ん中で結んで使う ダイニマだと細いので背負われた人は辛い、太いテープが良い |
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| ズボンを履くように両足を通す | |
| 先ほどと同じようにザックに付けたカラビナを掛ける | |
| 堤さんのザックには何時もレスキューネットが入っている | |
| 本来は介護施設で使うことを目的に開発されたとのこと | |
| カラビナは顎のないキーロックが良い(最近特許がフリーになったらしい) ビナは下から掛けて行く |
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| 網なので簡単に長さが調整できる 網目の☓に掛けると丈夫 | |
| 両側を掛ければ包むこともできる | |
| エイトノットは擦れる部分が増えるだけ 解けやすさはオーバーハンドノットと変わらない |
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| 長さを調節できるようにして肩に掛ける方法 | |
| 重い人の時は腰の部分にストック(枝等)を当てる | |
| 担架にして皆で運ぶ | |
| ワイヤーやロープを張って、搬送する方法 | |
| レスキューネットを使ってヘリで吊り上げる | |
| 腰も覆い | |
| 股の間からも持ってきて3点を固定 | |
| 上半身が不安定になるのでチェストハーネスを併用する | |
| こんな感じ | |
| ヘリのフックにカナビナを直接つけると捻れで破損する | |
| スリングも二重にしないと機上で外す時に失敗の恐れがある | |
| 腰に回して | |
| そのまま担ぐこともできる | |
| 大人の場合は股の間を潜らせて3点を固定する | |
| ㈱シンテックスが開発した不織布のクイックテープも使い良い | |
| 同じく㈱シンテックスの止血パッドと組み合わせると効果的だ | |
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堤さん著作の技術書です。 ロープの結び方から搬送方法まで 書かれています。 |