登山者情報168号

【丸森尾根・梶川尾根・石転ビ沢】
梶川尾根は滝見場を境として、下部は夏道が出ており、上部は雪の上を歩きます。丸森尾根は標高1,000mを境に下部は夏道となっています、水場は雪に埋もれています、水場の上と丸森峰の上の雪面に亀裂が入っており雪崩る可能性がありますので注意が必要です。
石転ビ沢は上ツブテ石付近から雪渓の上を歩けます。石転ビ沢は現時点では大きな雪崩は出て居ませんが、今後に融雪が進むと中上部からブロック雪崩が発生するので注意して下さい。
梅花皮小屋は水場・便所・夏入口が使用できます。御西小屋は小屋の周囲のみ雪が飛ばされ、夏入口が使用できます。本山小屋は夏入口の上にある二階の窓から出入りできます。
稜線の登山道は、西側にコースがあるところは夏道が露出していますが、東側では巨大な雪庇の下に埋もれています。
全山ピッケル・アイゼンは必携です。
(1995.05.07高喜久雄調査)

【朝日連峰祝瓶山】
針生平の大石橋たもとまで車が入ります。森林限界(1,200M)より下部では3〜4箇所残雪の上を歩きます。森林限界から山頂までの間は、おおよそ3分の1が雪の上になります。特に危険な所は感じませんでしたが、ピッケルがあったほうがよいでしょう
(1995.05.07斎藤弥輔調査)