登山者情報1,728号

【2013年11月02日/直登尾根〜倉手山〜天狗平/井上邦彦調査】

 晴天の予報が出たので、紅葉と主稜を眺めるべく倉手山に向かった。普通のコースでは面白くないので、これまで何度か積雪期に歩いている直登尾根を登り、天狗平に降ることにした。下山口に自転車を置き、登山口の駐車場から藪を漕ぐ。左足ふくらはぎに負担をかけないように、両手で柴を持ってぐんぐんと高度を稼ぐ。このコースは登山道コースと違ってブナ林もあり楽しい。途中で皮が剥がれかけているナラ枯れの樹に熊の爪痕があった。登った様子はない、ちょいといたずらをした感じである。
 山頂で飯豊連峰を眺めながら食事を取り、南の藪化した踏み跡に分け入るが、部分的には登山道がしっかりしている所もあるが、全体としては両手で柴を分けないと進めない。893mの分岐は見落としやすい。樹林帯に入ると踏み跡が明瞭だが、途中で2回ほど踏み跡を失ってしまった。ナラ枯れの樹の根本に木屑が散乱している所があった。紅葉に包まれた飯豊山荘を見下ろしながら車道に下山した。
【タイム】
 08:42駐車場発-10:27倉手山々頂10:47-12:24車道

今回のコース
西俣尾根
民宿奥川入と国民宿舎梅花皮荘
標高を上げていく
足元は藪
ナラ枯れの樹に熊の爪痕があった
松峰になる
細いブナ林
山頂手前の湿地
倉手山々頂に到着
残念ながら稜線は雲の中
梶川峰
湯沢峰とクサイグラ尾根
山頂の紅葉
再び藪を分ける
893m峰
サラサドウダンの紅葉
御西岳方面
倉手山々頂を振り返る
白倉山方面
ここから降る
紅葉に包まれる
踏み跡がなくなる
飯豊山荘を見下ろす
ダイグラ尾根
謎の枯れ木
何者の仕業だろう
鋭く穴を掘っている
見上げると頭上にも穴がある
湯沢峰を見上げる

おわり