登山者情報1,733号

【2013年11月23日/大境山/木内茂雄調査】
【タイム】
 中田山崎登山口8:36〜10:36尾根稜線に出る〜12:51大境山山頂〜15:52登山口
【記 録】
 夕方から民宿奥川入で小国山岳会の忘年会なので、その前に山に登っておけば酒も美味いと参加を募ると、竹田、清水両氏が応募してきた。この三人で晴天の中を登る。20分もしない内、目の前にナメコがビッシリと出現する。早速、これを予測して用意してきたビニール袋を取り出す。まずは一つ目の目的は達成!!!
 登山道が枯葉から雪へと変貌して行く途中、雪の下の枯葉と一緒に滑り易いのでステップを見当つけて歩くが間違うと足を滑らせる。この中途半端な箇所を過ぎ、少し急と言うか、壁を登り切ると尾根と言うか稜線に飛び出す。期待した朝日連峰の峰々は雲の下、振り返り飯豊連峰を見るとこれも雲の下である。
 此処から左折れして進むと、少し先で雪は更に深くなり、カンジキを履く。この先で暫く傾斜は緩くなるが、初めての人は道が判りにくいと思う。赤布などを見落とさない様にしないと迷うだろう。暫く先で少し下り、左にトラバースしながら小沢に降りる。此処の水場はまだ塞がっていない。
 再度、登り直し潅木帯を登り左側の尾根筋に出る。見晴らしが良い筈だが相変わらず飯豊本山の頭は雲の中である。此処で全員ザックを置き、空身で雪の急登に挑む。ラッセルを交替しながら登り、高度を稼ぐと周りの見晴らしは良くなるが、飯豊本山辺りはダイグラ尾根辺りまでしか見えず、本山山頂は雲の中である。
 そして、大境山山頂に立つ。目の前に見える筈の杁差岳は残念ながら雲の中、大石ダム、わかぶなスキー場辺りの下界は見えるが主だった山々の山頂は雲の中である。体が冷えない内にと直ぐに引き返す。やはり下りは楽でザック置いたところに左程苦労無く着く。それから少し下がり安定した場所で昼食を済ます。後は同じ道を引き返す。
 途中、ナメコを置いた場所からは、若い二人に、離される。そして、雪が少なくなる辺りで、有る筈のステップが二人に崩され不用意に足を置くと滑って転ぶ。これには参り両ストックを使いながら慎重に降りる。これで、足も腕もかなり消耗し、神経も擦り減った。(年甲斐も無く泣きたくなるがジット我慢)特に私の靴は登山靴に近いスパイクの無いものなので余計滑る。この雪の少ない下りはアイゼン着用が賢明である。雪が無くなれば後は鼻歌といきたいが、かなり消耗して登山口に戻る。
登山口にて竹田、清水
ナメコ見つけ!!!
ブナも葉を落とす
落葉を登る
尾根稜線に出ると朝日連峰峰は雲の中
カンジキを履いて歩く
飯豊本山も雲の下
大境山山頂
中田山崎登山口に戻る

おわり