登山者情報176号


【石転ビ沢〜梶川尾根】地竹原の慰霊碑を通り過ぎてから雪渓に上がる。滝沢・門内沢・ホン石転ビ沢・北股沢とも雪渓が豊富なので迷い込まないよう注意すること。梶川は入ってすぐの所で途切れている。石転びビノ出合の大石が露出している。中の島は約60m露出しているが、中の島と右の小尾根を間違える登山者が多いので注意すること。
中の島の途中に水場が露出しているが、落石の常襲する所なので近づかないこと。中の島から再び雪渓を左上して台地の夏道を辿り、さらに雪渓を直上するが、部分的に氷化しているので注意すること。
梅花皮小屋から扇ノ地紙の間の稜線上は全て夏道が出ている。ハクサンフウロ・イワイチョウ・コバイケイソウ・シラネアオイ・ゴゼンタチバナ・イワカガミ・ショウジョウバカマ・オヤマノエンドウ・ヒナウスユキソウ・ヨツバシオガマ・ミヤマキンバイなどを見かけた。
扇ノ地紙から梶川峰の間では、ハクサンシャクナゲ・アカモノ・チングルマ・ヒメサユリが咲いていた。梶川尾根標高1550mトットバノ沢源頭で約60mほど夏道が雪に覆われている。
1995.07.08〜09菅野享一