登山者情報1,769号

【2014年04月20日/長井葉山オケサ堀コース/堀越俊一郎調査】
 昨年の7月の豪雨で葉山の各コースで崩壊箇所が発生しました。この4月のはじめにも白兎尾根の北向かいの尾根(大沢尾根)で地滑りが発生し、大沢川に大量の土砂が流入し今もって大沢川が赤茶色に濁っています。
 オケサ堀コースでも下記のように崩壊個所が発生しています。入山にはお気をつけてください。
【概要】
1 農免道路から大石大明神までの区間は車での進入はできません。林道が深く洗掘されていますので、復旧工事を待たなければならないと思います。
2 大石大明神から15分ほど登って沢を左岸に渡るところの木橋は昨年7月の豪雨で流失しました。川底自体が深くえぐられています。渡渉の際は注意してください。
3 さらに登って水場のマークのある個所で右岸に渡り返します。そこからジグザグ道が始まります。標高670m付近、オケサ堀下部の滝の展望が良い所(ジグザグ道の屈折地点)で登山道が長さ10m前後にわたって完全に崩落しています。大変危険ですから近寄らないでください。
4 崩落地点の手前から法面を這い登って上部の登山道に行くことはできますが、一般の方や団体登山にはおすすめできません。ベテランの方もロープを持参してください。
5 崩落個所の手前と先に、ビニールテープを張って登山道を遮断する形にしてきました。
6 オケサ堀コースは雪崩の巣です。ジグザグ道までの雪崩はだいたい収まったところですが、まだ2〜3ヶ所注意の必要な所があります。
7 残雪期のオケサ堀〜勧進代分岐の区間はルート取りが難しいところです。
オケサ堀コース地図
大石大明神までの林道が洗掘されている
大石大明神上部の雪崩の様子
標高670m付近屈折部が崩落
標高670m崩落個所を上部から撮影
ビニールテープで遮断表示

おわり