登山者情報1,771号
【2014年04月19日〜20日/栂峰/加賀谷亮調査】
4/19 曇りのち快晴
先週(1766号参照)に引き続き、登山靴足慣らしのテント泊山行である。朝出掛けに行動食の買出しを済ませ、飯豊町小屋部落の除雪止まりに到着したのが10時前頃。結局パッキングやら、荷物の再点検やらで、10:20頃の出発となる。
小屋部落奥の除雪止まりに車を留めて出発、尾根末端の橋を渡り尾根上にルートを取るが、雪付きが悪いため暫くは中ノ沢沿いに進み適当な所で強引に尾根へ這い上がる。想定していたより雪が少なく、所々藪を交えての登りである。尾根に忠実に登り、烏帽子山頂に13:00頃到着。藪が多く予想以上に時間を要した。
ここから栂峰山頂までが核心部(藪)となるが、前回(1539号)に比べ時期が早いため藪はさほどで無い様に見える。が、実際に進むと藪とともに、崩壊しかけた雪庇がなかなかに厄介で、時間を要し栂峰の肩に出たのが15:00頃となった。
栂峰山頂付近の眺望の良い箇所に今夜の陣を張る事とし、ブロックを積んでテントを設営した。夜は飯豊朝日の稜線上でも珍しい全く人工の明かりが見えない静かな時を過ごせた。
4/20 快晴後高曇り
テント泊だと表の明かりに感応して起床できるので、目覚ましを掛けずとも5時頃に起床した。快晴の中で暫し飯森、飯豊、吾妻、磐梯のパノラマを堪能し8時半頃に下山開始。
概ね夏道沿いに下山するが、標高約900mより下は地図に現されていない小尾根が多数あり、むやみやたらに下ると渡渉を強いられる事になるので慎重にコンパスを振って林道終点を目指して下る。ところが、林道終点付近の沢、神社境内に掛かっているはずの木橋が無くなっており、幸い近くにあった雪崩によるスノーブリッジで対岸の林道終点に上がる事ができた。
後はひたすら90分程度の残雪林道歩きで集落に戻るのみである。
今回のコース |
 |
除雪止まりより烏帽子岳 |
 |
登路途中にて |
 |
思いの外雪が少ない |
 |
登路より小屋部落と朝日連峰 |
 |
烏帽子への登り |
 |
烏帽子より吾妻方面 |
 |
烏帽子より栂峰方面 |
 |
飯豊が大きくなってきた |
 |
ここからが核心部(藪) |
 |
藪・ヤブ・やぶ・・・ |
 |
最後の急登 |
 |
烏帽子方面を振り返る |
 |
栂峰の肩に出る |
 |
栂峰山頂付近 |
 |
大檜沢源頭と飯森山 |
 |
陰影織り成す大檜沢源頭 |
 |
暮れの飯森山北面 |
 |
飯豊に沈む夕日 |
 |
朝の吾妻(左)磐梯(右) |
 |
朝日浴びる飯豊 |
 |
朝日差す飯森山 |
 |
大檜沢奥に磐梯山 |
 |
朝日連峰望遠(手前は烏帽子) |
 |
飯森山西面 |
 |
下山路より栂峰 |
 |
林道終点に到着 |
 |
林道が崩落してる(昨年7月の豪雨か?) |
 |
蛙の卵が孵化寸前 |
 |
小屋部落に到着 |
 |
おわり