登山者情報1,792号

【2014年06月19-20日/山形県高等学校登山指導者講習会/井上邦彦調査】
 例年行われている山形県高等学校登山指導者講習会は、6月19日から21日までの2泊3日、鳥海山で実施された。初日は消防署員による普通救命講習、2日目は登山実技・搬出訓練、3日目は船越重幸氏による「高校山岳部の安全登山について」の講義である。私は初日の午後に合流し、ロープワークの座学と2日目の実技を担当させていただいた。
 実技は鳳来山横堂に登り、ムンターヒッチを使った懸垂下降と吊り下げ、ブリッジプルージックを使用したフィックスロープの通過方法を確認し、その後に小国方式の背負い搬送法で搬出訓練を行った。 
プルージックによるフィックスロープの通過
あらかじめ基本を説明し、講習生が自分達で工夫する
背負って登山道を下る
先導する人とロープで確保する人
背負手の交替
これがなかなか上手く行かない
先導の役目はルート選定
背負われている人の塩梅はセットの仕方で決まる
ここで背負われる人を交替する
自分達でセットしなければ覚えられない
私は最後に安全を確認するだけ
風がないとブヨが凄まじい
小さな登りになった
力を合わせて乗り越える
意外と担げるものです
頭をぶつけそうな枝をチェックする
男女に関係なく、全員が担ぎました

おわり