登山者情報1,874号

【2015年04月22日/西俣尾根-枯松山/井上邦彦調査】
 06:11川入荘駐車場発、5月4日に開催される熊祭り会場は除雪されたばかり。民宿奥川入のおじさんに会釈をして雪に上がる。杉林を抜けて06:25取付き末端から登り始める。尾根に雪はなくイワウチワが盛りとなって迎えてくれた。
 06:49-57大曲りで休憩しているとサルが次々と現れて私を見下ろす。主尾根に出ても登山道に雪はない。ブナの新緑は標高670mまで登っていた。直下でピッケルを出しキックステップで登りきり、07:32-43まだ雪に埋もれている十文字ノ池で休憩をとる。ここからは雪道になるのでアイゼンを履いてゆっくりと登る。
 08:28-39西俣ノ峰山頂で休憩、樹間から杁差岳が姿を現した。08:49雪庇が後退して夏道となっているのでアイゼンを脱ぐ。カタクリ・イワウチワ・ショウジョウバカマ・マルバマンサクが咲いている。09:15またアイゼンを履いて杁差岳を始めとする素晴らしい展望を満喫しながら進む。
 09:38-42枯松峰山頂に到着。頼母木山まで足を伸ばしたくなるところだが、今日は用事があるのでここまでとする。若干戻って09:46-02途中の雪な中に埋めておいたノンアルコールビールをいただく。
10:09-16夏道に出た所でアイゼンを脱ぐ。あとは車までアイゼンをしようすることはなかった。1041-52西俣ノ峰山頂、下山するのがもったいないような暖かい日差しである。11:15-52十文字の池を通過する。11:44大曲りを通過し、嫌らしい口臭の臭がする新しいサルの糞を見つけた。尾根の末端近くからは登山道を外れグリセードで一気に下る。農作業をしていた奥川入のおばさんに挨拶をし、12:12車に戻った。
 なお、上部から見た大渕-天狗平間の車道は、まだ上部に雪が張り付いており、相当に危険な状態であった。また梅花皮荘裏の吊り橋のすぐ上流部で本日のものと思われるブロック雪崩が発生しており、倉手山に行くことも危ない状況であった。
川入荘の隣にある熊祭りの会場
民宿奥川入からは雪の上となる
ミズバショウが凍りついていた
イワナシ
イワウチワの咲く尾根道を登る
大曲りにて
ブナの新緑
ブナの花
飯豊山
十文字ノ池からは雪道となる
飯豊山
西俣ノ峰
林道が見えた
林道は雪に閉ざされている
枯松峰
朝日連峰
まもなく西俣ノ峰
西俣ノ峰山頂に到着
朝日連峰
大朝日岳
稜線を仰ぐ
ダイグラ尾根
倉手山
杁差岳
山頂の標識
枯松山に向かう
杁差岳
朝日連峰
天狗平に向かう林道
大雪原にて
枯松山々頂
山頂からの展望
飯豊山
丸森尾根
頼母木山
杁差岳
杁差小屋
戻ることにする
天狗平ロッジ
倉手山
イリヒラ尾根とデトヒラ尾根
樽口峠 左のブナ林に昨年秋歩道が作られた
所々に夏道が出ている
ブナの花
十文字ノ池直下
イワウチワ
マンサク
倉手山
民宿奥川
対岸の林道はまだブロック雪崩の巣

おわり