登山者情報1,898号

【2015年07月14-15日/古寺鉱泉〜大朝日小屋:保全講習会下見/井上邦彦調査】
 7月25-26日に予定されている登山道保全技術講習会、8月29-30日に予定されている合同保全事業の下見のため、関係者と古寺鉱泉から大朝日小屋まで登ってきました。暑さで苦しみましたが、風があり助かりました。大江山岳会の木村会長が背負子を背負い、鍬を持って登山道の維持管理をしながら登っており、小屋では阿部管理人と一緒に杯を交わすことが出来ました。このコースは、一服清水、三沢清水、銀玉水と良い水場がある。三沢清水は11日に整備して使えるようになったばかり、大江山岳会に感謝である。なお全行程で雪は全く踏まなかった。
 過去に合同保全事業で汗を流した三沢清水の直下は、順調に回復していました。大江山岳会の皆さんのメンテナンスの賜物と感心しました。銀玉水の上部が今回の目的地です。以前の作業の反省点を踏まえながら、講習会で設計を行います。金玉水は井桁状の粗朶を投入した効果が見られましたが、これは応急処置なのでさらなる事業を期待します。金玉水山形県側は風食地なのですが、やはり合同保全事業の成果が確認できました。
古寺鉱泉
こちらは鳥原山に向かう登山口
以前に粗朶工法を設置した所
一服清水
月山が見えた
登ってきた尾根筋 色が違うのは何故なのだろう?
古寺山にて
小朝日岳と大朝日岳
Y字雪渓の頭に大朝日小屋
銀玉水
中岳
金玉水を遠望する
ハクサンシャクナゲ
ミヤマリンドウ
チングルマ
ウラジロヨウラク
管理人の阿部さん
周氷河地形
とにかくミヤマリンドウが多い
マルバシモツケ
金玉水
イワカガミ
大朝日岳と大朝日小屋を振り返る
ウスユキソウ
オノエラン
ホシガラス

おわり