登山者情報1,902号
【2015年07月22日/爼倉山/井上邦彦調査】
朝食後に出発し、昼過ぎまで自宅に戻る用事があったので、「山と高原地図:飯豊山」調査の手頃な山として俎倉山を選んだ。
登山口脇の駐車場に車を止めると、じりじりと焼け付くような日差しである。08:45ゲートの掛けられている林道を歩くとすぐ左側に標識と登山届け箱が設置されている。深い沢沿いにある水路脇の歩道を進む。杉林の中を進み、水路と分かれて、沢をへつる道である。
09:00飛び石で沢を右岸に渡ると、岩に鉄筋が打ち込まれている。ここからしばらくは濡れた岩の斜面の横断が何箇所か出てくるので、足元に注意が必要だ。小沢を渡り、胸がつかえるような急坂で一汗をかくと登山道は穏やかになる。さらに斜面を横切るような平坦な道を進む。このコースは所々で小沢を横切るので、水場には不自由しない。
林を過ぎてひと登りし、09:39天然杉の中の岩の上に遭難慰霊碑がある「お京の平」である。すぐ手前には1張り分のスペースと水場がある。いつかここでのんびりと幕営をしてみたいものである。なお携帯は圏外である。お京の平を過ぎると分岐があるが、標識があり分かれ道も細く微かになってきた。
ここから本格的な登りになる。まもなく樹間に見る谷底が高度感を出す。沢沿いの道になり、ロープが張られ岩に鉄筋が打ち込まれた足場を慎重に進み、最後の小沢を渡ると、あとは天然杉とブナの混じる斜面を、いっきに登る。右手に見えてくる馬の髪山に続く主尾根を見下ろすようになり、行く手ぽっかりと樹間に開いた青空を見ると主尾根に飛び出る。夏の日差しが痛い。
10:07まもなく山頂に到着するが、ここではあまり展望がない。左手の道を下り、鎖のある岩場を過ぎる、足元が切れているので多少高度感が出る。10:13-17天狗の庭はそれほど広くないが、北股岳・蒜場山・焼峰山などの展望を満喫する。暑いのと、時刻が気になるので、早々に下山をする。10:22山頂、10:41慰霊碑、11:12左岸に移り、11:23車に戻った。
参考:1:15、70.4km
今回のコース |
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登山口のゲート |
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駐車場 |
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林道を進むとすぐ左手に |
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登山カードを投函する |
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水路沿いに進む |
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杉林となる |
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ここで水路と分かれる |
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歩道が整備されている |
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ここで右岸に渡渉する |
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足場に注意しながら進む |
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所々に標識がある |
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平坦な歩道 |
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水場に不自由はしない |
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遭難慰霊碑(お京の平) |
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ここで右への踏み跡を分ける |
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足場に鉄筋が打ち込まれている |
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杉とブナの混交林をひたすら登る |
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主尾根に出る |
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蒜場山が見えた |
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俎倉山々頂 |
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天狗ノ庭に向かう |
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左が天狗ノ庭、正面が飯豊連峰、右手は蒜場山 |
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鎖があった |
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天狗ノ庭山頂 |
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北股岳 |
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蒜場山 |
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焼峰山 |
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馬ノ髪山方向 |
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山頂を振り返る |
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おわり