登山者情報1,953号

【2016年04月30日/大日杉〜御坪/井上邦彦調査】
 06:42駐車場発。ここまでの車道は全く問題がなかった。大日杉小屋のピロティに収納されている登山届出所に立ち寄り、06:45登り始める。
 エンレイソウ・スミレサイシンなどが咲き、ヤマドリが羽音を轟かせる。僅かに雪を踏み、07:06ザンゲ坂を登り切る。昨夜の新雪が道脇に見える。タムシバやムラサキヤシオ・イワウチワが咲き、とても4月の山とは思えない。
 長之助の松のすぐ先に見立てのような所があり、ポイントを落とす。07:25長之助清水を通過する(下山時に確認する)。御田の手前で残雪を踏み、07:30御田を通過すると、薄っすらと積もった新雪の上に今朝登った何人もの登山者の足跡が続いていた。
 07:37-47一回目の食事、夏道と残雪の上を交互に登る。青空が出てきたので、ピッケルを出し、日焼け止めを塗サングラスと軍手を着用する。
 08:30滝切合を通過する、目の前に団体さんが登っている。追い越してもまだトレースは続いている。08:51地蔵岳山頂を通過する、三角点が露出していた。
 09:01-08二回目の食事。09:20、1508m峰を通過する、落ちそうな雪庇の上にトレースがあり、ここだけは独自のコース取りをする。雪庇が尾根からずり落ちている所が多く、風下側の夏道を歩く部分も多い。尾根上だと新雪が積もっており、吹き溜まりでは膝まである。飯豊山は雲に隠れ、次第に風が強まり、先行者のトレースも消えかけてきた。
 10:14御坪の先の御沢が見える小峰から観察する。切合小屋も霞んでいる。眼下の御沢に単独行と思われる登山者が現れ、御沢左岸の尾根に取り付いた。おそらく沢筋はラッセルだろう。私はここから引き返すことにした。
 帰りには自分のトレースも消え始めていた。滝切合で抜いてきた団体さんとすれ違い情報交換。2パーティに分かれて行動しているとのことであった。後発グループともすれ違い、10:48-58三回目の食事を取る。
 11:41-48地蔵岳山頂で四回目の食事を取りながら2名パーティと情報交換し、11:58滝切合通過。12:14-22五回目の食事、御坪から降ってきたパーティと抜きつ抜かれつしながら降る。12:49ザンゲ坂上を通過し、13:04大日杉小屋着。
 五段山コースの吊り橋を確認する。慣れた人ならともかく、一般者は通過をしない方が無難だろう。
(復路38.0km、52分)
大日杉小屋
小屋のピロティに登山届け所がある
登山口
ザンゲ坂の残雪は少ない
ザンゲ坂を登り切る
長之助の松
見立て場から
五段山方向
長之助清水
御田
新雪が登山道を覆っていた
三国岳
剣ヶ峰
剣ヶ峰核心部
地蔵岳に向かうパーティ
飯豊山
切合小屋方面
大丸森山方面
三角点は露出していた
新雪をまとった飯豊山
切合小屋に向かう
山頂からのパノラマ
ダイグラ尾根
地蔵岳に向かうパーティ
滝切合を見下ろす
雪庇は既にずれている
地蔵岳山頂を振り返る
栂峰方面
地蔵岳
雪庇は小さい
飯豊山が雲に覆われ始めた
トレースが続く
振り返る
飯豊山
ここから引き返した
御沢左岸の尾根に向かう登山者
帰途、トレースが消える
地蔵岳
後続のパーティ
ユスリカの雄
滝切合を見下ろす
マルバマンサク
長之助清水
まるで薔薇の花
イワウチワ
イワナシ
タムシバ
ムシカリ
ムラサキヤシオ
カタクリ
エンレイソウ
エゾエンゴサク
五段山方面
吊り橋
これでは渡るのが難しい
川入方面の分岐にて

おわり