登山者情報1,966号

【2016年06月16日/蒜場山/井上邦彦調査】
 
 家の用事を終わしてから加治川治水ダムまで車を走らせる、75.3km。駐車場ではGPS354m、脈は60/m。
 09:53歩き出し、ダムを渡って登山届けを記載して投函、09:53登り始める。急登であり135/m(10:04)。10:06尾根上に出て傾斜が緩くなる。10:11、126/m、コメツツジが咲いている。10:16(146/m)、10:25(141/m)と脈は早いがそれほどきつくは感じない。10:29小峰は巻道を行く。10:33(140/m)、ツルアリドウシが咲いている。脈を見て若干速度を落とす。10:39(135)。10:45P16で山頂方面の視界が開ける。
 単独の登山者が2人降りてきて、「これから登るのですか?」「風が強くて烏帽子で登るのを諦めました」などと会話を交わす。
  10:49岩岳(932m)を通過する(121/m)。ここから下り、10:55右下にブナ林を見る水場の分岐。10:57-11:07足が疲れてきたので休憩としおにぎりを食べる。ヤマツツジ・ガクウラジロヨウラク・コメツツジ咲き、トトトギスの特徴ある鳴き声を聞きならが登る。
   11:26鎖場を登って烏帽子岩を通過する。確かに風があり岩場なので慎重に行動するが、支障があるほどではない。P19から暫くの間、数カ所登山道脇が崩壊している。草が生えておらず新しい崩壊のようだ。ここも慎重に通過する。
 11:26(115/m)。P20、11:32兎戻しは1枚岩に鎖が付いているが、亀裂にスタンスがあるので問題はない。P21,11:37「通行注意」の標識があり両側が崩壊しているが、幅がありここも問題ない。オオイワカガミとマイヅルソウが見事である。11:47(130/m)、ウゴツクバネウツギとタニウツギが咲いている。
 P22で水場の分岐を通過する。下の水場分岐もここも標識はない。ナナカマドが咲いている。12:04山伏峰(1330m)を通過する。ガスが出てくる。風が灌木の枝を揺する。草を食べているのだろうベットリとした柔らかいサルの糞が登山道上に散乱しており、踏まないように注意しながら軽く走る。アカモノが咲いている。
 12:11-20蒜場山々頂に到着する。下の水場と同様ここにもブルーシートに包まれた下越山岳会の資材が置いてある。このコースは彼らが維持管理をしてくれているのだ。家族にメールで山頂到着を送る。おにぎりを頬張っていると雨粒が数滴顔に当たった。視界もないので早々に下山する。
 軽いジョギングで12:25山伏峰を通過し、12:28水場に降る。設置されているロープを頼りに斜めに下り沢筋を急下降する。ハシゴも2箇所設置されている。最後は左の尾根を超えるので下り過ぎないように注意したい。12:34-37湧き出している水を組んで、12:45分岐に這い上がる。分岐の標高は1,269mm水場は1,214mなので標高差は55mとなる。
 13:00兎戻し、13:06烏帽子岩を通過する。13:18-24足が動かなくなったので休憩し食事を取る。13:27から左のブナ林の中の踏み跡を降る。所々に赤布が結ばれている。13:30-32水場の小沢に着くが、水量はかなり少ない。分岐の標高は878m、水場は828mなので50mの標高差である。水場の周りのブナの木には古い熊の爪痕がある。ここのブナ林で熊を見かけたという話も聞いており、私のザックには何時でも取り出せるよう熊スプレーを入れている。
 13:38分岐に戻り、13:46岩岳まで登る。13:55小峰を巻く。P26には岩が露出している所が2カ所ある。軽いジョギングなのだが脈拍は167/mと早い。14:16ダム左岸に降り立ち、14:20車に戻った。
 なお今回の山行は意識的に歩く速度を上げているので、コースタイムとは相当のズレがあるので注意して欲しい。
今回のコース
山伏峰直下の水場
岩岳先鞍部の水場
加治川治水ダムを渡る
爼倉山
北股岳
目指す蒜場山
ここで登山届を記入し投函
岩岳山頂から蒜場山
鞍部の水場分岐
蒜場山
ヤマツツジ
オオコメツツジ
烏帽子岩
烏帽子岩から蒜場山
烏帽子岩を振り返る 登山道が崩れている
兎戻し
アカミノイヌツゲ
通行注意
ここも崩れている
オオイワカガミが乱舞
山伏峰と水場分岐
日本海が見える
山伏峰から蒜場山
山頂
下越山岳会の登山道維持管理資材
サルの糞
ナナカマド
山伏峰直下の水場
水場から戻る
ガクウラジロヨウラク
二王子岳方面
にのうじだけ
焼峰山
奥が烏帽子岩
烏帽子岩の鎖の支点
鞍部の水場分岐
鞍部の水場 水量は相当に少ない
水場から戻る
ギンリョウソウ
岩岳山頂
昔の鉱山の名残り
岩場から焼峰山とダム湖
トロッコの残骸

おわり