登山者情報2,031号

【2016年08月15日/梶川尾根〜梅花皮小屋/井上邦彦調査】
 御西小屋と梅花皮小屋から管理資材が不足しているとの連絡があり、昨日は背負子に資材を括りつけ梅花皮小屋まで往復をしてきました。背負子と私物(カッパや食料など)を含めると重量は約35kg。60代後半になった老体にはずしりとこたえました。
 湯沢ゲート発が5時過ぎで、楢の木曲がりにて本日小屋番のハイジに追いつき、以後は互いにマイペースで抜きつ抜かれつでした。稜線と下山最後で雨にうたれ、16時30分になんとか下山しました。
 石転ビ沢を使えればこれほど苦労をしなくても良いのですが、上から見下ろす石転ビ沢はズタズタでとても通れそうもありません。夕方になってハイジから「石転ビ沢を登ってきた登山者がきました」と報告がありました。本格的な沢登りのつもりなら登れると思います。でも荷上げには使いたくないですね。
 05:04湯沢ゲート発、05:37楢の木曲りで休んでいたハイジを追い越す。以後は抜きつ抜かれつとなる。05:57船窪通過、06:03-13倒木で休憩。06:26湯沢峰の肩、06:36湯沢峰を通過し07:08-21滝見場で休憩。07:54-09:07五郎清水で休憩。08:32三本カンバを通過し08:42-59食事休憩。09:09梶川峰から施行地を観察しながら登る。09:21ケルン、09:53扇ノ地紙、09:59胎内山を通過。門内清水を確認する。10:22-34門内小屋で小屋番の笹川さんと情報交換。10:37門内岳でカッパを着る。11:38北股岳を通過し、11:53-12:21梅花皮小屋。荷物を下ろして往路を引き返す。
 メモした花は、タカネマツムシソウ・ミヤマコウゾリナ・タカネナデシコ・ハハコグサ・オンタデ・ウメバチソウ・タカネツリガネニンジン・コゴメグサ(盛)・ミヤマアキノキリンソウ・キオン・トリカブト・サンカク・ミヤマクルマバナ・ミヤマキンポウゲ・ミヤマリンドウ・オヤマリンドウ・イイデリンドウ(閉じていた)。
 12:43-46北股岳を通過する。ハクサンフウロ・シラネニンジン・トモエシオガマ。13:23門内小屋、13:36胎内山、ニッコウキスゲ、13:41-58扇ノ地紙で休憩。ハクサンボウフウ・キンコウカ・イワショウブ。14:17-32梶川峰でカッパを脱ぐ。14:52五郎清水を通過し15:10-18滝見場で休憩。15:40湯沢峰を通過すると激しい雨となる。16:07楢の木曲りを通過し、16:27湯沢ゲートに戻った。
今回のコース
門内清水
ロッジ管理人小関さんの見送りを受けて出発
先に登っていた登山者
湯沢峰
滝見場から石転ビ沢を遠望する
雪渓はとても通れる状態ではない
以前に施工した場所
三本カンバ
三本カンバからみた石転ビ沢
オヤマリンドウ
エゾシオガマ
トットバノ頭の施工箇所
崩壊地 少しずつ変化している
小屋番を終えて降ってきたEHJと小屋番に上がるハイジ
梶川峰
施工地を確認しながら進む
ケルン
このようにして施工地を記録しておくのも大切だ
ヤシポットの様子
最上部の排水場所
土のうを確認すると
沢山の芽が出ていた
チングルマのようだ
ヨツバシオガマだろうか
排水池は発芽しやすい
扇ノ地紙
門内清水への分岐点
門内清水
コゴメグサの乱舞
タカネツリガネニンジン
北股岳山頂
ハクサントリカブト
コゴメグサ

おわり