登山者情報2,038号

【2017年03月01日/西俣尾根〜枯松峰/井上邦彦調査】
 
 05:00起床、コンビニで食料を買い登山口に向かう。06:30川入荘から歩き始め、民宿奥川入で登山届を投函。雪面の上に何人かが歩いたトレースがある。凍み雪となっており、トレース外でも殆ど潜らない。06:50尾根の取り付きでトレースはそのまま川の上流に向かっている。これは飯豊山荘の除雪から帰ってきたメンバーの物だろう。彼らは雪崩を避けるため玉川を何度も徒渉をしている筈だ。先人から伝えられてきたルートファインディングであり、私達は真似できるものではない。
 単独の登山者が往復してきたものらしいトレースが尾根に向かっている。素直に使わせていただくが、ガリガリの雪で危ない。07:00-07アイゼンを装着しピッケル出す。ここでスマホを車の中に忘れたことに気づく。
 07:28大曲りを通過し、07:44-52一回目の食事を取り、08:11十文字の池。無風なのでジャケットを脱いで下着にフリース、汗をかかないようにゆっくりと登る。08:30-39二回目の食事、09:03-05次第に青空が広がる。日焼け止めを塗りサングラスを装着する。
 09:28-32西俣ノ峰で無線を開局するが誰も出てくれない。前回と違ってトレースはさらに伸びている。やはりトレースは何度か穴を踏み抜いている。それを参考にして私は落ちないようにして進む。09:46-53三回目の食事を摂る。
 10:50-11:04枯松峰山頂、トレースはオオドミ手前まで伸びているが、私は無理をせずここから戻ることにする。ODDと交信をする。このようにサポートしてくれる仲間がいるのはありがたい。下山を始めると、アイゼンに雪が付着して歩きにくい。ピッケルで叩いて雪を落とすが、ウッドシャフトなのであまりやりたくない。11:35-44四回目の食事。歩いていると足元が突然「バシッ!」と音がした。雪庇が動いたのかもしれない。
 12:08-17西俣ノ峰で五回目の食事を摂る。薄い雲が出てきた。12:54十文字の池でアイゼンを外しつぼ足となり、以下はキックステップで降る。13:19大曲りを通過する。上部の降りはロープが欲しい程だ、慎重に歩を勧める。岩場は前回同様に右手を下降する。左の沢には雪崩が出ている。
 尾根の取付きからは雪崩が怖いのでスノーシューで一段下を通る。見上げると、やはり今朝のトレースが雪崩に覆われていた。民宿奥川入に挨拶し、14:12車に戻った。
今回のコース
民宿奥川入で登山届を投函する
雪崩斜面を見上げながら通過する
大曲りからウサギダナイ
先行者のトレース
枯松山
十文字の池
西俣ノ峰を目指す
稜線は雲に覆われている
西俣ノ峰 青空が広がってきた
枯松山
無風快晴
ウサギの足跡が多い
十文字の池を見下ろす
枯松山
もうすぐ西俣ノ峰
稜線が見えてきた
西俣ノ峰に到着
枯松山と大境山
トレースはさらに伸びている
杁差岳
私も先に進もう

つづく →