登山者情報2,078号

【2017年08月05日/石転ビ沢/竹田彰彦調査】
・ 梶川出合は見たところ渡れそうに思えるが、水量、水流の速さ、石間の間隔がひろく渡渉は絶対無理。私たちは素直に高巻きをした。
・ 石転ビノ出合は、石転ビ沢と門内沢の合流部に穴が開き始めた。石転ビ沢の雪渓は崩壊している。
・ ホン石転ビ沢の亀裂の調査をするため雪渓の真ん中を狙って登ったら、ホン石転ビ沢出合の右岸側から少し上に向かいながら左岸に向かって全体に亀裂が走っているように見えた。ホン石転ビ沢出合の下側にできた亀裂は近づくと右岸から左岸にすべて入っているように見える。
・ 斎藤副会長からは、左岸側が比較的に渡れるよう工作の指示を受けたが、よく見ると右岸から左岸に向けて一本に走っている亀裂がつながっていないN型リッジになっている箇所があった。同行者と相談しピッケルでステップ工作をして渡りきることができた。
・ 核心部の亀裂上方に左岸側から中央までもう一本の亀裂があるが、つながっていないのでここは問題なく登れる
・ 北股の出合からは左岸側の雪渓を歩き安全な場所で旗で目印をつけた夏道にあがる。ただ、斜面と雪渓の間は相当薄くなってるのでいつまで歩行できるはわからない。
梶川出合 流れが左岸を直撃している
高巻き登山道から梅花皮本流を見る
高巻きを下りて梶川沢を渡渉するが問題なし
梶川と梅花皮沢の分岐にできた雪渓をピッケルを出して通過する
石転ビノ出合 大岩の手前に穴が開いているので注意が必要
大岩から少し登ると、石転ビ沢は見事に崩壊
順調に雪渓を登る
ホン石転ビ沢出合下流の亀裂(右岸側)
左岸に向かって走っている亀裂
亀裂がつながっていないN型リッジをピッケルでステップ工作をして渡りきる
次の亀裂はつながっていないので問題なく登れる
北股沢出合を目指す
北股沢出合から黒滝へ

おわり