登山者情報2,083号の2 (クマの痕跡)

【2017年08月06日/大頭森山/井上邦彦調査】
 登山口から歩き始めて間もなくの場所で不思議な樹洞を見てきた。樹種はおそらくサワグルミだと思う。誰かが齧った後に、誰かが穴を開けたのではないかと思った。
 澤井俊彦氏が以前「クルミの皮を剥いでいるクマを見ている」と書かれていた。また宮崎学氏は「森の探偵」の中に「クマ剥ぎがきっかけになって樹洞ができ、クマの越冬穴となることもあるのではないか」と指摘していた。
 それらを重ね合わせてこの樹洞をみると、私の頭の中には様々な妄想が湧いてきた。
登山道脇の見逃しそうな2本のクルミ
クマが齧った痕と似ていなくもない所に、ポッカリと空いた穴
私の親指から人差し指の末端まで約20cm
中には木くずが溜まっていた。これを掘ると昆虫が出てくるのだろうな〜
樹種判定のため、葉を撮影してみた

おわり