登山者情報2,142号

【2018年08月18日/権内尾根~杁差岳/井上邦彦調査】
 彫刻公園のゲート直前まで舗装道路だ。登山届を記入し、05:52あるき始める。06:01清水通過、06:08東俣大橋、06:22東俣水位観測所、「鉱山跡」と書かれた古い菱形標識があり、反対側には「金山の清水」看板がある。06:42慰霊碑通過。06:52林道終点、メジロ(イヨシロオビアブ)が全くいない。先日の大雨のせいだろう。大雨は渓谷を撹乱し再生してくれるのだが、それにしてもメジロは何処へ行ったのだろう。
 橋を渡って尾根に上がると素敵なブナ林がある。ここで演奏会が開かれたと聞いたが、素晴らしかったことだろう。07:07-16昔「三吉峰」と標識があった所で食事。07:26、再び橋を渡り、いよいよ権内尾根に取り付く。
 いつもの急な登山道だ。彫刻公園の標高が190m、林道終点の標高が290mと登山口の標高が低い飯豊連峰の中で最も低い。足の松尾根の取り付き(ここまで乗合タクシーが運行)が480m、弥平四郎登山口の祓川駐車場は680mだから290mと490mの差がある。仮に100mを15分で登るとすれば、44分と74分にもなる。
 07:58、雨量計土台。08:23、カモス峰。サルがブナの枝を折る、実を試食したのだろうか?ポイ捨て多い。08:31-43、風が冷たいので日向で食事。09:01、権内ノ峰、09:32-41千本峰、山頂から観測所への踏み跡がある。この先、前杁差岳の登りは何度来ても騙される、森林限界の上に出てがっかりする。10:23-31前杁差岳で食事。P15、10:50長者平通過。
 11:00杁差岳山頂で小泉さんとばったり。小屋から水場まで4分6秒、戻りは6分45秒だった。トリカブト・ウメバチソウ・タカネマツムシソウ(終)、コゴメグサ・ミヤマアキノキリンソウ・シラネニンジン・タカネナデシコが咲いている。11:22-35杁差岳山頂で食事、山形側に行くと携帯が圏内。ハクサンフウロ・オトギリソウ・トモエシオガマ・オヤマリンドウが咲いている。長者平には何本かの踏み跡があるが、入るべきではない。
 12:01前杁差岳、千本峰がブナの森林限界。12:33千本峰、12:37-50食事、13:07権内ノ峰。13:23-37食事。13:41カモス峰、14:01雨量計土台、14:14-21休憩、右足首だけでなく、両膝が疲れている。14:32橋。14:37-51休憩。14:57旧三吉分岐、15:07林道。
 15:41金山清水を確認、15:55東俣大橋、16:02清水、16:12車に戻った。
今回のコース
彫刻公園のゲート
林道途中の清水
水位観測所
昔の菱形標識
金山清水の標識
慰霊碑
林道終点
第一橋を渡る
ブナ林
ここで演奏会などをやるらしい
カモス峰を見上げる
昔「三吉峰」の標識があった分岐
第二橋
雨量計土台
権内ノ峰が見えた
ブナの枝を折るサル達
カモス峰
マジックで消えた文字を復元
親子サル
権内ノ峰を見上げる
大境山と枯松峰
権内ノ峰
千本峰と前杁差岳
千本峰
山頂から気象観測所に下る踏み跡がある
秋の気配
ツノハシバミ
何度も騙されて登る
マムシ
コゴメグサ
朳差岳を仰ぐ
前杁差岳を振り返る
長者平
長者平の標柱
高橋千代吉の記念碑
立川重衛の記念碑
山頂に向かう
慰霊碑
山頂で寅さん長靴を履いて登ってきた小泉さんとバッタリ
小屋に向かう
小屋から水場に
一見たまり水のようだが、地下から湧いている
水場までのログ
小屋から山頂を仰ぐ
西俣コース(大熊尾根)は刈り払いがされておらず通行禁止
タカネサギソウ
杁差岳山頂
長者平に向かう
イワショウブ
トモエシオガマ
長者平の旧道
前杁差岳
オヤマリンドウに潜り込んだヒメマルマルハナバチ
前杁差岳山頂
紅をさしたノリウツギ
リョウブとムシカリ
千本峰と気象観測所
クロヅル
権内ノ峰
ホツツジ
「水」と彫られたブナ(水はない)
見覚えのある名前があった
カモス峰を見上げる
金山清水

終わり