登山者情報2,160号
【2019年06月14日/風倉山/井上邦彦調査】
山と高原地図飯豊山のエリア内であるのに登山道を明記していなかった山である。新潟県山岳協会の「新潟100名山」には、胎内川治水ダムから登るコース以外は登山道が荒れていると記載されていた。そこで昨年7月02日にこのコースを歩いてみたのだが、登山口に「登山道として整備していません」の看板と柵があり、実踏してみると上部は藪化が進んでいた。しかしFBで小熊さんが鹿ノ俣コースを掲載しており、2017年に発行された「新版新潟100名山」には、鹿ノ俣コース(一本松尾根)が紹介されており、胎内治水ダムコースは「ルートなし」と記載されていた。
05:33橋の袂の駐車場を自転車に乗り出発する。林道に入るとすぐにゲートがある。快適な舗装道路である。立派な鳥居と石碑「山の神」を通過すると、すぐ先で橋を渡り右岸へ映る。この先に車道の分岐がある。迷ったが左に登ると集水ダムに到着した。舗装はここまである。自転車をデポし、06:09ダムから車道を歩く。06:13橋を渡った所に立派な道標がある(新潟100名山では道標がないと記載されている)。足首の紐を膝に締め直す。
06:20-25、麦飯のおにぎりを食べる。最初の食事は雑穀や麦飯の方が体調に良い。ちなみに登山口までの間に500mlの水分を摂取するようにしている。ザックには500mlの水筒と500mlのペットボトルに水を入れている。水筒にはアミノ酸とクエン酸が成分のトロフィーを混ぜる。ペットボトルは真水とし、傷を洗ったりOS1の粉末を混ぜる事ができる医療用としている。もちろん水筒の水がなくなったら、ペットボトルから補充する。年齢を重ねてくると、無理は禁物である。
06:39急登を登り切ると山頂のような山が眼前に聳えるが、これは山頂でない。途中何箇所かにロープが設置されている。07:08-17、2回目の食事。これ以降は普通のおにぎりである。登山道にクマ糞があったがカビが生えている。観察をするとブナの実を食べているようだ。ブナ林を抜けると、展望が開ける。蔵王山塊、日本海、新保岳、集水ダムが一望である。
07:55-57、西峰に到着。この先は足場が切れている所もあるので慎重に通過する。08:01-03風倉山山頂。昨年の到達点である北峰を目指すが、登山道は藪化しており足元が見えない。08:07-09北峰。08:13-18、山頂である本峰に戻る。360度の大展望であるが日差しがきついので早々に下ることとする。メールは可能だが、画像の送信は時間を要した。
08:23西峰通過し、08:37-46ブナ林で食事、通話はできないがメールは可能。09:13-18、950mここから下りになる。通話可能だった。登る時には気づかなかったが、登山口の上部に沢の上流に向かってトラバースする踏み跡があった。09:32登山口。集水ダムから自転車に乗る。途中に判読不能の石碑があった。09:54車に戻った。
今回のコース |
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山頂付近 |
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ゲート |
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山の神 |
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集水ダム 舗装はここまで |
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橋を渡る |
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橋の先に登山口の標柱 |
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これは山頂ではない |
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ここにクマ糞 |
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クマ糞 ブナの実を食べている |
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ここだけブナ林 |
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展望が開けた |
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西峰が見えた |
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西峰 |
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西峰からの展望 正面左が山頂と北峰 |
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飯豊連峰の眺め |
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北峰に向かう |
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北峰 |
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北峰から |
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北峰から山頂と二王子岳 |
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北股岳 |
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登山道は藪化が進んでいる |
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杁差岳 |
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山頂からの展望 |
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西峰に向かう |
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車道脇にあった石碑 |
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終わり