登山者情報2,176号

【2020年07月16日/石転ビ沢〜梅花皮小屋/吉田岳調査】

 今日の条件では一般の方にはかなり厳しい条件でした。水位が下がれば少し楽になるでしょうが、石転ビノ出合対岸の草刈りと上部の赤旗設置がなされていない現在、レベルは高いと思います。
 石転ビノ出合までは登山道を進む。今回は大雨の直後のため、梶川出合は巻道ルートを使用した。ただしここも梶川の飛び石は楽ではなかった。
 石転ビノ出合は、まず門内沢をやや上流に進んでから飛び石で渡る。重荷であったため、恐怖感を抱いた。
 石転ビ沢はあまり上がらない場所から2回飛び石で渡渉することになる。こちらも大雨と重荷のため、恐怖感があった。どちらともここしか渡れないような状況だった。
 渡渉後、右岸の登山道は夏草に登山道が埋まっていて、草をかき分けながら踏み跡を探しながら歩いていくことになる。程なく雪渓に上がるが、雪渓は比較的安定しているようだった。
 ホン石転ビ沢出合対岸の水場と北股沢出合の水場は共に使用可能。落石跡は多いが、登山中に雪渓上での落石はなかった。黒滝は完全に埋まっている。
 中ノ島下部に向けて歩き、そこからは島上の夏道をたどる。急傾斜で滑落事故の多い上部のトラバースは10メートルほど。小屋下の雪渓はびっしりと残っていた。

門内沢を渡る
 
続いて石転ビ沢を渡る
 
北股沢出合から中ノ島を仰ぐ
 
中ノ島最上部のトラバース箇所
 

終わり