登山者情報219号

【遭難/新潟日報】

05月26日11:30過ぎ、二王子岳6合目付近で女性(22歳)が、登山中に意識がもうろうとなる過呼吸となり、登山客の携帯電話の連絡を受けて新潟県警ヘリが出動、新発田市内の病院に収容した。

【催事/新潟日報】

櫛形山脈とその自然講座 期日:05月30日19:00〜20:30 場所:新潟県中条町中央公民館 講師:五十嵐力(日本山岳会) 入場無料

【催事/山形県長井市・白鷹町】

朝日連峰夏山開き 期日:06月16日11:20〜14:00 場所:鳥原山朝日嶽神社・現地集合現地解散

【気象/新潟日報】

新潟地方気象台05月24日発表。05月25〜31日:気温は平年並み、晴れる日が多。06月01〜07日:引き続き高気圧に覆われ晴れる日が多い。気温は平年より高く、天気は周期的に変化する。06月08〜21日:期間の始めは晴れ間が広がる。後半は本州南岸に梅雨前線が停滞し、曇や雨の日が多くなる。

【小国町:茂松山〜山毛欅潰山手前/1996年05月26日井上邦彦調査】

下大石沢蕨園に車を置いて入山、ふかごえとの沢と滝の沢の間の尾根道を登るとワラビ園になる、今年のワラビの生育は遅れているが、それでも太くて旨そうな蕨がにょきりにょきりと首をもたげていた。主尾根からは踏み跡がある、朝日連峰を背後に見ながら、ブナ尾根を登る。茂松山767mの三角点は展望が極めて良く、朝日連峰と飯豊連峰を一望できた。この先は所々に踏み跡だか羚羊の道だか分からないようなかすかなトレースを辿る。746m峰はブナ林が見事であり、下滝峠への下降で方向を失い磁石を使用する。下滝峠・上滝峠ともに杉の植林地が昔からの人の交流を偲ばせるが、道はない。所々雪が残っており、藪漕ぎを省ける。てんぴょう747mで昼食とする。唐松が植林されているが、飯豊連峰の眺めが良い。新しく購入したボンベとコンロの分離するガスストーブはコッフェルが安定する上、雪の上でも楽に使用できる。748m峰からの下降で羚羊道に騙されて東滝側へ迷い込む。姫小松の樹肌が 角で擦られて剥げている。一旦戻って660mの鞍部から大石沢の枝沢であるおおぞろい沢を下る。さらにさかさ沢を詰めてなかがやのの林道に出て、車に戻った。予想以上に雪解けが遅れている。途中であった山菜採りの人は殆ど空戻りの様子。ムラサキヤシオツツジ・チゴユリ・エンレイソウ・サンカヨウ・イワウチワが印象に残った。