登山者情報2,208号

【2021年04月10日/平林城址山塊「仮称」縦走記録/木内茂雄調査】

【タイム】
 平林城址8:07~8:57見晴台:物見山~9:06平林城要害山~9:46三の輪山(標高303m)~8:56滝谷川鞍部~9:58さなぶりの松~10:50タカツボ山11:00~11:44朴坂山13:00~13:46ミクラ山(標高399m)~14:21薬師岳(標高386m)~14:37うがい池~14:47姥杉~14:54油こぼし展望台~15:24小岩内駐車場登山口
【記 録】
 ODDに誘われ車2台で行き、小岩内駐車場(駐車場への登り口は傾斜がきつく、車高の低い車は要注意)に車1台を置いてから数分で平林城址駐車場にもう1台を停める。傍にまだ新しい資料館とトイレが有り、車も10台位は駐車出来る。快晴で最高の登山日和で問題無いが、カメラを忘れたのが問題で、1日中スマホで写真撮りをした。
 登り始めは直ぐ、杉林になり、随所に土塁や曲輪の標識が有る。(詳しくは写真参照) 途中ショウジョウバカマ、ユキツバキ、スミレの花を眺めながら、物見山に着くと、荒井浜辺りの日本海が見え、佐渡らしき島が微かに遠望出来る。
 此処から8分登ると要害山に着く。山頂には盆栽にしたい様な大きな松がドッシリと枝を張っている。直ぐその向こうには松の大木が根元から倒れている。今年の大雪に耐えられなかったのだろう。 更に歩を進めると、しばしばタムシバが見られ、その他、黄スミレ、山桜、イワカガミの葉を見かける。(今まで何回もイワカガミを見てきたが、名前の由来が初めて理解出来た。太陽の反射光で白く輝くのに対面した)
 イワカガミを見かけるのにイワウチワがどうして無いのだろうと思っていたら、タカツボ山手前から見かける様になった。タカツボ山山頂からは朝日連峰方面が眺められる。
 山頂から30分ほど歩くと右手には飯豊連峰方面が眺められる。そして、朴坂山山頂には社が有り、直ぐ向こうには展望台になっていて右方向に飯豊連峰、左方向に朝日連峰が遠くに見える。此処で丁度昼時になり、昼食をしながら大休憩をする。
 食後、下り始めるがかなり急傾斜で岩混じりの細い道で神経を使う。滑らない様、踏ん張るのには年寄りにはきつい。約30分、標高にして150mを下る。そして、鞍部周辺で雪割草を探すがなかなか見つからない。以前はかなりの群生地だったが盗掘されたそうである。漸く、数か所で花を見ることができた。
 その先、ミクラ山に登り返してから、薬師岳に向かう。薬師岳には登山道を一度右に分岐して往復してくる。薬師岳には社が有り、嶽薬師の創立の由来が書かれている。
 登山道に戻り、うがい池、姥杉、油こぼし展望台を杉、次第に登山道はなだらかになる。この道はダラダラと長く、まだかまだかと思い続けて、漸く、小岩内の薬師堂に着く。直ぐ、目の下に駐車場となっている。

 平林城址説明館
 
 平林城址石碑
 
 中曲輪跡標識
 
 岩館土塁
 
 ショウジョウバカマ
 
ユキツバキ
 
 長辺田の馬洗い場 
 
 ムシカリ
 
 首切り清水の由来
 
加護城址の沿革
 
 日本海が見える
 
 見晴らし台
 
 物見山
 
 要害山の盆栽のような松
 
 平林城要害山主曲
 
タムシバ
 
 三の輪山標識
 
 滝谷川鞍部
 
 さなぶりの松
 
 イワカガミ
 
大きな木 
 
オオバキスミレ
 
 イワウチワ
 
 タカツボ山
 
 タカツボ山にてタムシバと遠く朝日連峰
 
遠く飯豊連峰を見る
 
途中の標識
 
 社
 
展望台より飯豊方面を眺める 
 
 展望台より右光兎山、中央遠く朝日連峰
 
 山桜
 
雪割草 
 
 ユズリハ
 
 ミクラ山
 
 ツバメオモト
 
 薬師岳の社
 
 薬師岳の社の説明
 
薬師岳標識 
 
薬師岳にて多く株分れした大木 
 
 うがい池
 
スミレ 
 
岩にへばりついた木
 
姥杉
 
 姥杉の説明書き
 
 油こぼし展望の地 
 
 キバナイカリソウ
 
 登山道近くにある薬師堂
 

おわり