登山者情報2,244号

【2021年09月19日/大境山/木内茂雄調査】

【タイム】
 中田山崎バス停登山口7:43〜7:43登山道標識〜8:42小沢を渡る〜9:36急なガレ場〜9:39右から来る稜線に合流〜10:19大境山に登る沢を渡る〜10:40左側視界開ける(此処から飯豊連峰が眺められる)〜11:43大境山山頂12:09〜15:06中田山崎登山口

【記録】
 月末に北アルプスの霞沢岳に行くので、訓練を兼ねて、10数年ぶりに来た。
 中田山崎のバス停から砂防ダム手前まで行き、コンクリートの川を左に渡る。そして数m戻り右に登山道は続く。この辺り標識が無いので、始めての登山者は少し戸惑うかも?
 5分も農業用水路のフタの上を歩くと、右に登山道の標識が出る。あとは刈払いされた登山道なので、ブナ林の中を黙々と登る。地面にはイワウチワの葉をかなり見かけるので、春先は花を楽しめるだろう。その他イワカガミ、チゴユリの葉は見つけるが花は無い。途中、苔むしたブナの大木の根元を撮っただけで,興味深いものは無い。
 1時間程、登り続けると左側に沢が現れる。そして、この沢を左に渡り、更に登りは続く。此処から、50分も登り続けるとエゾオヤマリンドウが数本咲いている。そして急なガレ場に着き、数分で登り切ると、右から来ている稜線に合流する。此処からは見晴らしが良く、真下の下界と、向こうにはダイグラ尾根、そして飯豊本山が眺められる。
 登山道は尾根なので、いくらか緩やかな登りを約30分頑張ると、始めて緩やかな下りとなる。約10分下ると沢に降りる。水場になるだろうと見回すと、こんな処にオニシオガマが数輪さいている。もう一つオトコエシを撮ってから、愈々大境山最後の登りが始まる。足元にはネバリノギランの葉が目立ち、周りは相変わらづブナ林である。中には折れても更に異様な形で頑張っているブナを見つける。
 20分も登ると左側が開け、飯豊連山が眺められる様になり、日差しをまともに受ける。急登なので、夏場はかなり、きついだろう。途中、アキノキリンソウを1本撮る。急登も暫くで、次第に緩やかな登りとなるが、なかなか、山頂に着かない。幾つかの出っ張りを登る度に、
 又先が有り疲れが増す。やがて、右手に小さな沼を見て、イワショウブの花とナナカマドの赤い実を撮り進むと、漸く山頂に着く。快晴で360度の景観である。左から右に眺めると、飯豊連峰、日本海、鳥海、、月山、蔵王、吾妻、その他が渡せる。少し霞んでいるのが残念であった。
 帰りはこんなに登って来たのかと、下りが延々と続き、次第に疲労が顕著に出てきた。昔は全く辛かったと云う記憶が無いのだが、、、、、

 登山口風景
 
 登山口
 
 砂防ダム手前
 
 登山道標識
 
 オオイワカガミ
 
 登山道はブナ林
 
 ブナの大木の根元はコケ
 
 途中の小沢(涸れ沢)
 
 エゾオヤマリンドウ
 
 急な登山道
 
稜線からのダイグラ尾根 
 
 下界を見下ろす
 
飯豊本山を眺める 
 
大境山最後の登り手前の沢 
 
オニシオガマ 
 
 オトコエシ
 
 頑張っているブナ
  
ネバリノギラン 
 
 途中、左側が視界開ける
 
 ミヤマアキノキリンソウ
 
 オヤマボクチ
 
 左からダイグラ尾根、本山
 
飯豊連峰 
 
 
 大境山山頂
 
 飯豊連峰を眺める 
 
 左手前枯松山、右杁差岳
 
左からダイグラ尾根、本山 
 
 トンボも参加
 
 イワショウブ
 
 紅葉始まり
 
 沼
 
ナナカマドの実 
 
 下りで下界を見る
 
ナナカマドと後方枯松山・杁差岳
 、 
アキギリ 
 

 終わり