登山者情報2,253号

【2021年07月03日/保全資材梱包作業/井上邦彦調査】

 2020年に引き続き2021年もコロナが猛威を振るい、合同保全作業の実施が危ぶまれた。しかしせめて、各自が勝手に背負い上げる保全資材の歩荷はコロナ禍の中であってもできるのでないかと考えた。すると羽黒自然保護官事務所から、資材の梱包作業をイベントにできないかとの提案があった。検討の結果、避難小屋に宿泊(=懇親会)する合同保全作業でなく、感染対策を行った日帰りのイベントは可能との判断をした。
 鶴岡市羽黒町にある環境省月山ビジターセンターの倉庫に保管してある「ヤシ繊維、ヤシ土嚢、ヤシロール」をザックで運べる 3kg、5kg、10kg に分けてビニール袋に詰め、掃除機で小さくしてさらにビニール袋に梱包した。完成した資材は半分を私達が天狗平ロッジに持ち帰り、登山届出所に途切れないように設置した。残り半分は自然保護官事務所で日暮沢小屋に設置した。

 最初に梱包方法を説明します
 
 箱に入っているのは「ヤシ繊維」です
 
作業が始まりました 
 
 みんなで手分けして
 
 マスクは感染対策だけでなく繊維の飛散対策でもあります
 
 重さを量って
 
 凄いペースで作業が進みます
 
 
 
 
 掃除機で圧縮します
 
 これはヤシ土嚢袋です
 
力を合わせます 
 
 環境省の方々も一緒に汗を流します
 
 愛する会のTシャツが映えます
 
 
 ブルーシートは種子の付着を防ぐ、ビニール袋の破損を防ぐためです
 
ロールは1本のまま梱包しました 
 
 だいぶ作業が進みました
 
 
 紐もヤシ繊維として再利用します
 
圧縮された資材は、膨らんでもビニール袋より大きくはなりません 
 
 圧縮しないと2枚目のビニール袋が大きくなってしまいます
 
 ビニール袋にマジックで重さを記入します
 
掃除機もフル回転です 
 
 ロールは幅が大切なので一度広げてから切断します
 
 麻ロールも梱包しました
 
 
 最後にマスクを外して記念撮影