登山者情報第2,293号

  【2022年11月29日/針生平〜大玉沢出合/井上邦彦調査】

概要
11月26日鶴岡市で開催された「朝日山地森林生態系保護地域巡視員会議」の席上、針生平から平岩山に向かう途中の表示看板が話題になったので、確認に行ってきた。
歩きながら27日の「ジオグラフィカ講習会」で教えていただいた操作方法を復習してきた。
天気予報は午後から雨、なんとか濡れずに帰宅することができた。
ジオグラフィカの性能は凄いの一言に尽きるが、具体的に使って身に付けなければ意味がない。

左の軌跡はザックの天蓋に入れておいたガーミン「Etrex 10j」のもの。大玉沢はザックを手前の尾根末端において、空身で渡った。


◇マークは巡視員会議の資料に記載されていた緯度経度をあらかじめジオグラフィカに入力しておいたもの。赤い矢印は私が看板を確認した現在位置であり、その時の緯度経度が最下部に掲示されている。
誤差はないと言って良いだろう。

道路沿いのスギに付けられた看板。

針生平登山口。トイレは撤去され、登山カード記載所も閉鎖されている。

最初の吊り橋の踏板は撤去されていない。
この小屋は施錠されており使用できない。

祝瓶山に登る「スズフリ(鈴振)尾根」の取り付き地点。
ちなみに白い標柱は愛する会がまだ法人になる前に設置したもの。

2番目の吊り橋。手すりのワイヤーが低いので腰をかがめて渡る。

素晴らしいブナ林が続く。

落ち葉を踏みしめてブナ林の歩道を進む。

3番目の吊り橋。渡ってひと登りすれば角楢小屋だ。

角楢小屋。
昔はここに2世帯の家族が泊りがけでゼンマイを採取していた。
水場は吊り橋から小屋までの間、右の沢に下る踏み跡がある。トイレはない。
宿泊時は一人一泊500円の協力金をお願いします。

冬に備えて入口が閉じられているが、使用できる。

右が扉になっている。冬はスコップで掘り出して中に入る。

カワラタケの仲間。赤茶色で群生していた。

すぐ隣には白色のカワラタケの仲間が生育していた。

ブナの木の瘤。
何かに似ていませんか?

いよいよ本日最後の吊り橋。
対岸の蛇引き尾根末端に白い看板が見える。

大玉沢。以前は渡渉していた。
すぐ上に鉱山を試掘した穴がある。

看板は吊橋の足元に設置されている。

あらかじめ入力しておいた◇と、赤矢印の現在位置。
ここも誤差はない。

機内モードを解除して軌跡を取っておくと、後からどこが圏外(紫色)でどこが通信できたか(赤色)が分かる。
僅かでも電波があると圏内になるようだ。

徳網集落から徳網山を見上げる。

帰路、飯豊連峰遠望。

おわり