登山者情報232号


【飯豊連峰:梶川尾根〜丸森尾根/1996年07月0607日山開き井上邦彦調査】

滝見場の手前分岐その先に若干の雪が登山道を覆っていますが問題はありません1,170〜1,210m(小池のある所)の間に雪がありますが雪に上がってすぐ左に7m進めば尾根上の新道が歩けます1,230mと1,290mにも雪がありますが特に問題はありません五郎清水の分岐は露出していますが水場は雪に覆われて使用できません1,465〜1,500mの登山道が雪に覆われており急斜面でありトットビ沢に滑落の危険性がありますピッケルを使用して登降してください1,550〜1,630mも雪の上となります右手の薮沿いに尾根上に出て緩斜面を登ると登山道に出ます梶川峰ケルンを過ぎて1,800mの地点にも雪があります1,880m扇ノ地紙の下の広場は雪に覆われていますが標識は出ています梶川尾根全体を通して登りはなんとかなっても降りで道迷いや滑落の危険性があります夏山気分では通れません
広場から北西に下る登山道は旧道です雪の上と薮を漕いで地神山手前の鞍部に出ますがお勧めできません稜線上(西側)の新道を歩いて下さい頼母木山までは全て夏道です頼母木小屋手前で一部雪の上を歩きます
地神北峰の標識から僅かに下ると雪の上に出ます左に10m程度トラバースすると夏道に出ます暫く夏道を下ると巨大な残雪に行く手を阻まれますピッケルなしではとても下れない急斜面を60m降り左にトラバースを続けるとやがて夏道が現れますさらに雪の上を歩き笹の中の夏道を経て大きな残雪を下降して夏道に出るとほんのわずかで丸森峰となりますここから下は全て登山道となりますが1,350mの地点で登山道が大きく崩壊しています踏み跡をつけてきましたので通行には支障ありません1,030mの水場は厚い雪で覆われており使用できません
確認した花/ヒメサユリ(蕾)ウラジロヨウラクガクウラジロヨウラクコヨウラクツツジツルアリドウシヤマツツジヒナウスユキソウミヤマダイコンソウコケモモアカモノツマトリソウゴゼンタチバナオオイワカガミイワカガミムラサキヤシオツツジカタクリマイヅルソウギンリョウソウツクバネソウムシカリイワウチワタケシマランショウジョウバカマシラネアオイサンカヨウオオバキスミレキクザキイチリンソウハクサンチドリウズラバハクサンチドリチングルマキバナノコマノツメイワイチョウヨツバシオガマハクサンシャクナゲハクサンシャクナゲバイカオウレン
なお石転ビ沢の中ノ島は50m程度露出しましたが前後は全て雪で覆われています滝沢出合も雪で覆われ梅花皮滝まで通行できました