登山者情報第2,321号

  【2023年6月3日/ダイグラ尾根取り付き桧山沢吊り橋/井上邦彦調査】

 ダイグラ尾根の取り付きにある桧山沢吊り橋は、毎年秋に踏板が撤去されて、初夏に設置される。踏板がない時は空中ブランコと同じ状態で渡ることは到底できない。
 例年の春であれば、吊橋の上流にスノーブリッジが出来て、ここを渡ることができるが、今年は小雪のためスノーブリッジが作られなかった。このため渡渉点を探して渡ることになるが、平水時でも腰までの水流であり、夕水の出る午後や降水時には渡ることができなくなる。
 架橋が確認された時点で、当情報に掲載するが、それまで無理はしないで欲しい。

温身平からわずかに進むと倒木があった

さらに進むと大木の倒木が車道を塞いでいた

ここから登山道に入るが、車道終点から砂防ダム経由で登山道に上がることもできる

雪崩跡の残雪を通過する

この崖を下るのだが、設置者の分からないロープが下がっている
ロープに体重をかけると振られてバランスを崩しやすいので注意が必要である

桧山沢吊り橋
これまで何度も雪崩の被害を受けてきたが、今年は大丈夫のようだ

踏板がないだけでなく、横棒が連結されていないので渡ることは不可能である

スノーブリッジはない
瀞から瀬に移るポイントが渡渉点なのだが
流れは深く速い

帰途の花々
オオバユキザサ・ホウチャクソウ

ミヤマツボスミレ

おわり