登山者情報235号

【飯豊連峰:川入〜飯豊山/1996年07月14日二瓶幸意調査】

横峰で始めて雪を見る地蔵岳剣ケ峰間の鞍部の登山道に雪がある種蒔山の登山道は雪で覆われている草履塚の登りも雪が多い

【飯豊連峰:足の松尾根〜ダイグラ尾根/1996年07月13〜15日井上邦彦吉田岳調査】

標高1,000mの水場は充分な水量が出ていた前後で2箇所ほど雪が登山道を覆っていたが問題ない頼母木小屋でも勢いよく水が出ていた途中僅かに雪を踏んで頼母木山山頂に出る扇ノ地紙の下の広場にはまだ雪が残っていた頼母木門内の両小屋は便所使用できない門内小屋に宿泊した登山者

によれば小屋前の僅かな融雪水を使用したとのことである北股岳の下りに雪が残っているので慎重に下る梅花皮小屋は水便所共に可能梅花皮岳の下りに雪烏帽子岳から天狗岳までの間は極めて雪が多く夏山の気分では通行できない特に天狗岳手前では急傾斜の残雪を斜めに登るアイゼンピッ

ケル共にない登山者や簡便な軽アイゼンの場合は斜面の途中で動けなくなる可能性があるまたガスられた時はルートが分からずに迷い込む可能性も高くなっています御西小屋は便所水場共に使用できませんでしたが駒形山へ向かってまもなくの登山道上で融雪水を利用することができました玄山

道分岐までは雪上と登山道を交互に歩きますこの先は本山小屋まで全て夏道です本山小屋の水場は埋まっていますので旧赤谷登山道(三角点と本山小屋の間の鞍部から南西に下る)を下ったところで融雪水を利用しますダイグラ尾根は御前坂を下りきった1,780mから宝珠山岩稜まで夏道と雪の上

を交互に進みますが神経を使います宝珠山の肩まで雪が一面に張り付いていますその後も雪の具合が悪く急斜面に張り付いている雪のため千本峰まで気が抜けない状態が続きます短い距離の雪が頻繁に出てくるためアイゼンをはきかえるのは思った以上に時間を要することでしょう是非ともピッ
ケルを持ちたいところですなお970mの水場は使用できます
見かけた花:
アカモノアオノツガザクライワカガミイイデリンドウイワイチョウイワウメウゴツクバネウツギウラジロヨウ
ラクオオバキスミレオヤマノエンドウオオイワカガミオオサクラソウオノエランカタクリガクウラジロヨウラクカラマツソウキバナノコマノツメギンリョウソウキヌガサソウギボウシコケモモゴゼンタチバナサンカヨウシラネアオイショウジョウバカマシナノキンバイシロバナニガナタニウツギタカネニガナチシマギキョ
ウチングルマチゴユリツクバネソウツルアリドウシツガザクラツマトリソウトリウシショウマニッコウキスゲハクサンシャクナゲバイカオウレンハクサンオミナエシハクサンチドリウズラバハクサンチドリハクサンコザクラハクサンフウロハクサンボウフウヒメサユリヒナウスユキソウマイヅルソウマルバシモツケミヤマコウゾリナミヤマダイコンソウミヤマクワガタミヤマクルマバナミヤマキンバイミツバオウレンミヤマキンポウゲムシカリムシトリスミレムカゴトラノオムラサキヤシオツツジモミジカラマツヤマツツジヨツバシオガマ
中でも特に目についた花:イワカガミオヤマノエンドウオノエランガクウラジロヨウラクキバナノコマノツメコケモモゴゼンタチバナシラネアオイショウジョウバカマツガザクラツマトリソウバイカオウレンウズラバハクサンチドリヒメサユリヒナウスユキソウマイヅルソウミヤマダイコンソウヨツバシオガマ