登山者情報244号

【飯豊連峰:ダイグラ尾根/1996年08月04日高橋弘之調査】

道刈りのためダイグラ尾根を往復した。千本峰の岩場から5分歩いたところで融雪水が取れた。宝珠山の肩(宝珠山の標識がある)の上で登山道が雪に覆われている、ここでは水は取れない。05日で道刈りが完了する。全体として危険な箇所はなくなった。

【飯豊連峰:本山小屋周辺/1996年08月05日08時小椋秀晴調査】

昨日は雨、現在は雨は降っていないが風が強く、登山者は雨具を着て行動している。本山小屋の水場(一ノ王子)は露出したが、水量が少ないので旧赤谷登山道の融雪水を利用する者もいる。御西小屋の水場はまだ露出しておらず、檜山沢源頭の融雪水を利用している。梅花皮小屋から来た登山者によれば、梅花皮小屋と御西小屋の間は夏道が出始めているものの、依然として雪の上を歩く部分が多く、特に天狗ノ庭と天狗岳の間が恐ろしかったとのことである。

【飯豊連峰:石転ビ沢/1996年08月03日那須野政夫調査】

登山道補修のため出合まで往復してきた。地竹原を過ぎたところから雪渓に上がる。滝沢は雪渓が続いている。梶川には雪渓がないが本流を歩く分には問題ない。途中数カ所で水が汲めたが、石転ビノ出合周辺では水は取れない。石転ビノ出合では、門内沢の雪渓が続いている。石転ビ沢に入ってしばらくの所にある平たい岩が露出したが、出合の大岩はまだ雪に埋まっている。勿論幕営跡地も露出していない。斎藤弥輔と無線交信をしたところ、中ノ島(草付き)上部のトラバースは雪がなくなったとのことであった。