登山者情報第2455号

2026年6月24日 / 針生平~角楢小屋 / 井上邦彦

角楢吊り橋の応急処置が終わっているとの連絡を受け、確認に行ってきた。朝日連峰小国口には4本の吊り橋があるが、どれも「管理者のいない吊り橋」である。登山者が通行するにあたっては、自己責任のもとで自ら安全確認に充分注意する必要がある。
針生平~蛇引き尾根~平岩山の路線は、山形県が小国町に維持管理業務を発注し、小国町は齋藤初男氏に委託していたが、2026年度からはNPO法人飯豊朝日を愛する会が受託することになった。しかしこの業務に吊り橋は含まれていない。
・大石の吊り橋は、もともとは営林署が設置したと思われるが、営林署は管理していない。地元の人が山菜採りなどに利用するために自主的に維持管理をしてきたものである。
・白布の吊り橋は、山形県が設置した飛び石式の橋が破損して使用できなくなっているため、地元の人が自主的に架橋したものである。
・角楢にはかつて地元の2軒が杣小屋を建ててゼンマイを採取していた。角楢の吊り橋は、その時に設置利用していたものと思われる。その後、2軒とも放置されたが、齋藤初男氏を中心とするグループで1軒のみ維持管理されてきている。なお小屋の敷地については、借地料を小国町観光協会が負担し、小屋は一般登山者に開放されている。吊り橋も地元の人によって自主的に管理されてきた。
・大玉の吊り橋は、中俣沢遭難事案の時には存在せず、飛び石伝いに渡渉していた。遭難事案の時に増水により救助隊が大朝日小屋に閉じ込められたことがきっかけになり、地元の人が自主的に設置したものである。
針生平の車道終点には、登山届出所と町が設置したトイレが仮設されている
トイレは清潔に維持管理されている
大石の吊り橋
以前は足場板が広かったが、現在は1枚になり両脇のワイヤーに手が届きにくい
左岸から振り返る
小沢(大石沢)には数本の丸太を束ねた橋がかけられている
大石沢のたもとの杣小屋は施錠されている
祝瓶山登山口
白布の吊り橋 足場板が傾いているので注意
吊り橋に降りていくロープの耐用年数は遥かに過ぎている
以前に山形県が設置し、一度補修をした飛び石で渡る橋は使えない
右岸には鉄パイプの梯子 ザックが引っかかるので昇り降りするにはコツがある
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