登山者情報247号

【飯豊連峰:主稜線〜ダイグラ尾根/1996年08月13日飯澤徹調査】

亮平ノ池と天狗岳の間の残雪は2箇所程度残っているが僅かであり殆ど夏道となっている。ダイグラ尾根は全て夏道で刈払いも良くされている。千本峰の上部で登山道脇に大きな雪の塊があり、融雪水が取れた。【飯豊連峰:山小屋/1996年08月14日入電】三国小屋の水場(剣ケ峰の水場)が日照りのため渇れた。門内小屋頼母木小屋は26日朝以降は無人となる。三国小屋は20日朝以降は無人となる。切合小屋は25日朝以降無人の予定だが状況によっては29日朝までいるかも知れない。本山小屋御西小屋は21日朝以降無人になる。梅花皮小屋は22日朝以降無人の予定。杁差小屋は通年無人。管理人が不在になっても利用できます、譲り合いと清掃をお忘れなく。

【飯豊連峰:遭難情報】

08月13日09時頃、梅花皮小屋から御西小屋を目指していた2人パーティの1人が、御手洗ノ池と天狗ノ庭の間の登山道から転落し、右足首上を石にぶつけて歩けなくなった。同行者がアマチュア無線で救助を求め、ダイグラ尾根を下山中の飯沢徹が受信、さらに高橋弘之宅で受信し山岳救助隊に通報、救助要請を受けて作業が開始された。御西小屋管理人の丸山が現場に急行し、負傷者を天狗ノ庭まで搬送。雲の間隙を縫って山形県警ヘリコプター月山が救出に成功した。