登山者情報249号

【飯豊連峰:石転ビ沢/1996年08月17日高橋弘之調査】

地竹原から雪渓に上がる付近に亀裂・穴が発生している。滝沢出合と梶川出合の間の雪渓に穴が開いている。右岸沿いを歩けたが今後亀裂が大きくなり歩けなくなる。ここを夏道を辿って巻いた場合も、雪渓に上がる部分の雪渓が薄くなっている。全体として今後は梶川出合付近の通過が問題になってくる。門内沢は雪渓が続いているので迷い込まないよう留意する。ホン石転ビ沢は雪渓がずたずたになってきた。北股沢も雪渓が続いている。北股沢出合の清水はまだ雪に埋まっている。黒滝は亀裂も穴もまだないので、中の島(草付き)に直接取り付ける。中の島(草付き)にはトリカブト・ハクサンコザクラ・シナノキンバイが目立った。小屋の直下で再び20〜30m雪渓を登るが、ここは特に問題はない。

【飯豊連峰:ダイグラ尾根〜梅花皮小屋/1996年08月16〜17日齋藤弥輔佐藤武晴調査】

天狗平〜ダイグラ尾根〜飯豊山〜梅花皮小屋の間、登山道の雪は全て消えた。ダイグラ尾根で融雪水は取れなくなった。本山小屋は一ノ王子の清水を使用しているが、御西小屋は依然として実川の清水ではなく檜山沢の水場を使用している。弘法清水は雪に埋まっている。