登山者情報250号

【飯豊連峰:石転ビ沢/1996年08月18日飯沢徹.那須野政夫調査】

地竹原を過ぎたところから雪渓に上がります。滝沢出合の下に穴が開いています。滝沢は雪渓が続いています。梶川出合直下に穴と亀裂があります。今回は右岸沿いに雪渓を歩きましたが、今後は夏道となります。梶川には雪渓はありません、今後梶川出合の通過がポイントになってきます。赤滝は付近の雪渓が薄くなってきました。門内沢は雪渓が続いていますので、迷い込まないで下さい。石転ビノ出合左岸に天幕1〜2張り分のスペースが露出しました。右岸の大岩もようやく2m程度が出ました。右岸・左岸ともに小沢で水が取れました。ホン石転ビ沢は50m程度入ったところまで雪渓が残っています。ホン石転ビ沢対岸(左岸)の水場付近は雪渓が薄くなっているので水汲みの時は注意して下さい。北股岳の雪渓は続いています。北股沢出合の清水はまだ雪に埋まっています。黒滝に亀裂が入ってきました。今後はこの上で滑落した場合、黒滝に落ちる可能性があるので注意し下さい。現在は黒滝から直接雪渓を登って中ノ島(草付き)に取り付きます。梅花皮小屋直下の雪渓はまだ残っていますが、特に問題なく登る事ができます。午前の登りと午後の下降時では、石転ビノ出合から下部の雪渓の様子 が変化していました。融雪が急速に進んでいるので、コース選択には充分留意して下さい。8月22日18:30より、NHK山形で今回の様子を放映され予定です。