登山者情報253号

【飯豊連峰:石転ビ沢/1996年08月31日高橋弘之調査】
地竹原を過ぎて雪渓の上に出るが、先端の雪渓の崩壊により夏道も崩れているので慎重に通って再び滝沢出合対岸で雪渓の上に出る。若干進んで黄旗を目印に右手(左岸)の登山道を登る。次に雪渓に出た所が梶川の出合だが、雪渓がズタズタで雪渓は通れない。「増水時迂回路」の標識や黄旗に従い高巻く。梶川を渡渉し雪渓に上がる。その上は左岸寄りの崩壊が始まっているので、右岸沿いに雪渓を登る。門内沢もまだ雪が続いているので迷い込まない事。北股沢出合までは特に問題はない。ホン石転ビ沢には雪渓がないが、北股沢にはまだ続いている。北股沢出合の清水は使える。黒滝に直径5m程度の穴が開いた。今回は穴の左岸沿いを通りそのまま中の島(草付き)に直登したが、今後はここの部分の雪渓が痛んでくるし、滑落した場合黒滝の滝壺に落ちてしまうので、左岸の夏道沿いに登り、小沢から尾根を登って、中の島(草付き)にトラバースする踏み跡を使用するのがよい。梅花皮小屋直下の雪渓もまだ若干残っている。
【飯豊連峰:川入〜御西小屋/1996年08月31日小椋秀晴調査】
川入から御西小屋までの登山道は、特に問題ない。登ってくる途中で三国小屋の水場(剣ケ峰の水場)を直してきたので、使用できる。御西小屋も通常の水場が使用できる。旧赤谷登拝路はまだ一部雪が残っているので、ガスられた時は迷う、入らないこと。花はコバイケイソウやトリカブトが咲いている程度で、殆ど終わっている。