登山者情報299号

【1997年07月07日/石転ビ沢/羽田義明調査】
梶川出合には増水時巻き道がある。石転ビノ出合までは全て夏道となった。石転ビノ出合から雪渓に入る。ホン石転ビ沢はまだ雪渓が続いている。北股沢出合の清水はまだ雪渓に埋もれているが、あと5日程度で露出するだろう。付近に亀裂が走っている。黒滝に小さな穴が開いた。今後は上部で滑落した場合、黒滝に転落し重大事故に直結する事となるので注意すること。中ノ島を登り詰め、左へトラバースする部分の雪渓が5m程度になった。ここは最も事故が多い所なので留意すること。また中ノ島上部からそのまま上に登るとトラブルので注意、踏み跡ができていることもある。トラバースを終えたら夏道を直登し、台地から若干の雪渓を登って梅花皮小屋に着く。今回も4本爪軽アイゼンを履いて滑落していた登山者がいた。雪渓の上部にはスプーンカットは作られていない。しっかりとした足ごしらえが必要である。

【1997年07月08日/御西小屋/小椋秀春】

7月8日から管理人が入り、清掃協力費を貰っている。