登山者情報304号

【1997年07月19〜20日/足ノ松尾根〜杁差岳 /正木勲調査】
胎内ヒュッテから徒歩で奥胎内ダム工事道路(一般国道以上)を進み、なおも舗装の切れる林道へと直進する。この分岐点に登山口の表示はないが、工事道路はトンネル工事現場へと続き、通行止めであり迷うことはない。
足ノ松尾根はよく整備されており歩きやすい。ただ雨の時は木の根に注意したい。途中の引水は程よい水量で一息いれたいところ。
大石山から頼母木小屋間は、少々笹が気になるが、ニッコウキスゲに押し上げられて、30分ほどで多量の冷たい水が待つ小屋に着く。
大石山杁差岳 間は整備された登山道と花々に、アップダウンを忘れてしまう。杁差小屋から水場への刈り払いも7月20日に済み、まだ雪渓も残っており、しばらく利用できそうです。刈り払いをしていた方にお聞きしたところ、雪渓がなくなっても、さらに(20m程か)下れば秋頃までは…と話しておりました。(雨の場合は流水が混じりと苦笑してはおりましたが)。
例年より小ぶりで花が少ない感じではありますが、40kmかなたの日本海から吹いてくる風に揺れるニッコウキスゲは夏の躍動を伝え、去りがたい。