登山者情報314号

【1997年08月30日/湯ノ平〜北股岳/正木勲調査】
掛留沢駐車場は100台程度のスペースがあるが、土・日などは午前9時頃で満車。殆どが湯ノ平温泉までのハイキングの方々で日帰り。
湯ノ平山荘。登山客の泊まりはほんの少々で、寝具も数組あり、毛布共々太陽によく当ててあり嬉しい限り。山荘へは対岸から引水してあり、冷たく有り難い。ソーラー発電で、夜9時頃まで照明が入る。幕営スペースは刈り払いされ、星空を見る別天地。上流側の温泉は一つだけ使用でき、山道もきちんとしているが、女性は下流側の小屋掛けの方が安心。湯量も多く手入れがされており気持ちよく使える。ビールなどの販売はありません。土・日は役所も休みになり、緊急無線以外は中継などの都合もあり、タクシーを呼んで欲しい等の用件は控えたい。泊まり820円、休憩200円、毛布100円。
湯ノ平から鳥居峰まで刈り払いされている状態。鳥居峰の標識はない(夏は蛇が多いので注意)、下山時には(特に雨の時)ゆっくり気をつけて明るいうちに通過したい区間。
滝見場・寅清水などの標識は、落下や文字消えなど目標にはならない。中峰や北股岳への標識も地面に置かれ見落としやすい。草がうるさい区間もあるが、所々刈り払いされ有り難い。水場はあてにせず山荘で用意して登ること。馬の背登山道が長く、へつりの部分など疲れている時は一息入れてから。
中峰からは目の覚めるような刈り払いがされている。ウメバチソウが咲いている。名残の夏を送る風が、飯豊川源頭へ吹き下っていた。