登山者情報339号

【1998年05月09日/梶川尾根〜丸森尾根/平田健治/調査】
8:00天狗平到着、すでに丸森尾根の1,100〜1,200m付近を登っているHZUと無線。8:20湯沢峰1,020mピーク、そこから高度差50m下がった鞍部にザック
を置き水場へ。崩れかけている穴へコップを入れること30秒、ようやく1杯分の水が取れた。ミズバショウ・サンカヨウを見ながら喉を潤し、登山道へ
戻ると無線からHZUの声。地神北峰には、この鞍部から短いアンテナでは届かないようだ。10:35滝見場着。残雪の上からの山々の眺望が何とも素晴ら
しい。これから先は、夏道を思い浮かべながら雪道を歩く。特に下山時は要注意。一気に雪面を下ると湯ノ沢へ降りてしまう危険がある。11:35五郎清
水着。水場に小さな穴があいた。付近は、薄い部分があると思うと近づけない。急な雪面のトラバースも気がかりだ。まだ当分は使えそうもない。後発
のMDE、温身平よりコール。今日は三者別ルートで梅花皮小屋を目指している。この時HZUは門内小屋。12:30ダケカンバノ峰で手を振ってみる。北股岳
山頂のHZUには見えるらしい。双眼鏡で覗いていたのだ。うっかり花摘みもできない。1,600m付近の残雪は上部の笹薮を目指して登り、その左を抜ける
と夏道となる。下山時は真下の笹薮を目指しその左端をたどると夏道に出会う。13:00梶川峰着。30分休憩。4回目のランチタイムをとる。14:15扇ノ地
紙は広い雪原。文覚沢側の夏道まで旗で誘導しているが、視界の悪い時は要注意。15:50梅花皮小屋着。30分後MDE到着。3人揃っての晩餐会が…続く。