登山者情報352号

【1997年06月21日/足の松尾根〜 杁差岳&頼母木小屋/小林元一調査】

新潟市小針出発 3:30 (メンバー男1、女4。平均年令50才) 胎内ヒュッテ着(350m)5:05朝食・長〜い林道歩きに備えてウオーキングシューズで出発 5:30 ここで幸運なことにゲートで研究のため山に入る 新潟大学 岡本教授の車に便乗させて貰うことが出来た。(同氏の研究については、頼母木小屋に大学の掲示物があり詳しい)。
足の松尾根取付着(460m) 5:40 登山靴に履き替えて出発 5:50 はじめ、のびやかなブナ林を気持ちよく歩く。やがて、急登となり、キタゴヨウの木の根の道となる。姫子の峰(750m)6:30。ここにはシッカリ標識があるが、以降、英三の峰・滝見場には標識は見当たらない。滝見場(と思われる・900m 7:10)を過ぎて程なく「水場」(1,000m)。標識があって、ホースを引き、ポリバケツが置いてあり、コップも2個備えてあるが、水は出ていない。これを登り切れば大石か?と、登って見れば、大石はさらにその先でおいでおいでと呼んでいる。大石山山頂(1,567m) 8:50 薄曇りながら視界は良好で、頼母木の小屋も 杁差岳の小屋もクッキリハッキリ。
鉾立山(1,560m)の山頂からしばし展望を楽しんだ後、杁差岳山頂着(1,636.4m)10:40 (鳥海山から尾瀬の燧岳まで展望できた)杁差小屋で昼食の後 出発12:00 鉾立山を登り返して大石山帰着 12:55。ここにザックを置いて頼母木小屋まで往復。頼母木小屋(1,600m)の水の豊富でオイシイこと!(黒川村の関係者の方に心からお礼申し上げます)大石山から下山開始14:45 普通、日帰り山行でこんな時間まで稜線で遊んでいることは許されないことは承知しておりましたが、今日は夏至。昨日の悪天候で、一泊二日を日帰りに変更した一同としては、ついつい欲張ってしまいました。ポリバケツの水場15:45。小林のヒザが笑いだす。シマッタ!と思ってもアトのまつり。お姉さん?達が元気なのがせめての救い。一番後ろから歯を食いしばり、暑い汗と冷や汗の交じった飛沫を滴らせて頑張る。途中、レモンの輪切りの蜂蜜漬けがオイシイ。足の松尾根取付帰着17:15
林道を半分ほど歩いた辺りで、またまた岡本教授の車に拾って貰う。何という幸運!感謝感激雨あられ。先生、本当に行き帰りとも有難うございました。胎内ヒュッテ発18:30。
胎内パークホテル入浴(@¥500) 〜新発田でラーメン 〜新潟市小針帰着 21:40。

出会った植物:ヒメサユリ(一株だけ純白)・ハクサンチドリ・ウズラバハクサンチドリ・マルバシモツケ・ウラジロヨウラク・ガクウラジロヨウラク・ゴゼンタチバナ・マイヅルソウ・ツマトリソウ・ハクサンフウロ(一輪だけ)・アザミ・ミヤマキンポーゲ・ミヤマダイコンソウ・ニガナ・シロバナニガナ・キバナコマノツメ・ヤマツツジ・コメツツジ・タニウツギ・イブキトラノオ・コケモモ・タキネツクバネウツギの花後の赤い萼・ガマズミのあおい実・ニッコウキスゲのつぼみはまだまばらで固い
* 347号で黄色のミヤマハタザオと報告したのはヤマガラシの誤りでした。
メンバー:小林・渡辺・堀井・大岩・滝沢 計5人