登山者情報535号

【2001年05月29日/胎内〜大樽山/小林元一調査】

大 樽 山 1,100.8m 13.5.29 (火・休暇) 夫婦2人(報告:小林元一)
胎内ヒュッテまでの道が26(土)から通行可能になったと聞いて早速出かける。小針発6.30--新々バイパス新発田側32.6k--胎内スポーツセンター先の橋56.5k7.35--胎内ダム展望台ナリバ登山口66.4k7.50--胎内ヒュッテ駐車場着71.5k360
m8.00、我々のほかに2人、男性がいたが散策に来ただけみたい。駐車場で小鳥の話などしながら支度をしていると、すぐ目の前の斜面を子猿が2匹降りてきて、チラッとこっちを見るがさして気にせず新芽?を食べている。結局、今回山中で人間に出会うことは全くなかった(熊よけの鈴必携)。入口も山頂も、文字・数字の標識は一切なし(一応刈払いはしてあるが地図・磁石・高度計が必要)。
歩き出発8.20--尾根に取り付いて100m位登るとブナ林の中の緩やかな道となる--乾いた落葉が道を隠し、斜面は殆どステップが切ってないため、滑りやすく歩き難い--眼下に蛇行する胎内川の流れを見下ろす痩せ尾根--滑りやすい急登を低木につかまりながら登る--小さなピークを越える760m9.17--急登をひと登りして痩せ尾根に出る
と右手に胎内尾根の展望が開ける。二の峰はこれから登る尾根に隠れている9.40--左に杁差小屋を展望できるピーク。右に大樽へ続く峰、930m9.45--短い急下りの後、登り返す870m10.17。木に掴まるためストックが邪魔でザックに収納する--ヤマツツジ・ウラジロヨウラク・イワカガミ・イワウチワ--ところどころ雪渓が残り、その都度慎重に夏道を探す。木の幹に細いビニールひもがこまめに下げてあり助かる。カタクリ・マンサク1,080m--山頂着1,100.8m11.20三角点のあるところは狭く、展望もイマイチ。ワキに大きな雪渓の広場があり、展望もよく快適。左から杁差岳(小屋)・鉾立はアゴクが隠している・大石・地神・門内(小屋)・北股、門内から右手前へ胎内尾根、二つ峰・滝沢・郷倉・池平。その向こうに赤津・藤十郎。右にはど〜んと二王子岳。ストックに折り畳み傘を縛り付けて強い日差しを避けて、雪原の上で昼食。アゴク峰へ尾根筋の薮に何となく踏み跡がありそう。真っ白な小さな虫がたくさん飛んでいる。出発13.25
木に掴まりながら急登を登り返し、杁差小屋を展望できるピーク14.30--再び後ろ向きで木に掴まって急下り。830m辺りで風の通る広々としたブナ林。740m辺りで右眼下に胎内川の流れが見える--440m辺り、木もれ日のもれるブナ林を淡々と歩
く。15.30--胎内ヒュッテ駐車場着15.45。
胎内尾根コース吊り橋の先まで散策。小屋のおじさんと少し話した後、出発16.05--胎内スポーツセンター手前の橋15.3k16.40--胎内パークホテル入浴(土日祝は14.30以降入浴のみはお断りとのこと)¥500。17.4k16.45〜17.30--熊出で右折の後R290に出て左折24.4k17.37--R7に出て加治川の橋を渡る35.3k17.50--新々バイパス新発田側41.8k18.10--小針着、74.4k18.50

山頂三角点 山頂の雪原で昼食
中央左杁差岳小屋〜右手前がアゴク峰 <motoichi@ka2.so-net.ne.jp>