登山者情報546号

【2001年06月23〜24日/日暮沢〜寒江山/保科輝雄調査】

6月23日24日寒江山にヒナウスユキソウ見たさに登ってきました。朝7時10分日暮れ沢小屋出発。曇り空で暑くもなくといった感じでした。ゴロビツの水場を過ぎて少し登った所にミヤマキンポウゲの群生があった。そこからまたしばらく登った所に雪の斜面が現れたが先週から比べたら半分以上雪が減っていた。ここを登れば木もだいぶ低くなり展望も良くなる。清太山に行く途中に遭難碑がありそこにヒメサユリが2つ咲いていた。清太山を過ぎてユウフン山辺りまで登るとガスの中になり風も強く気温は13度、それからさらに竜門岳まで登ると10度くらいまで気温が下がった。竜門小屋10時20分着。小屋に着いてまずビールを一口ところが、寒く、のどもあまり渇いてないせいかあまりおいしくない。それから1時間くらいなんだかんだしていると少しガスが少なくなったので寒江山に花を見に行く。フリースを着て行動してちょうどいい。そして南寒江山から寒江山に行く辺りがヒナウスユキソウがすばらしい。寒江山山頂まで登りまた来た道を戻る。竜門小屋に近くなったらガスもだいぶ取れてきた。なんか少し悔しい。そして竜門小屋でごろごろしていると高畠から来たというご夫妻と、しばらくして新潟から来たという2人が来て結局この日泊まったのは5名のみであった。
翌朝5時に起きて外に出ると雨・・・・気が重くなる。しかし以東岳は見える。回復しそうな気もするし、悪くなりそうな気もする。結局早く帰ってらさくらんぼの手伝いという甘い言い訳に押され大朝日岳に行かず来た道をそのまま下山。(あぁー情けない)そして、ゴロビツの水場あたりに差しかかるとだんだんと青空が出てくる。後悔しながらしぶしぶ下山。下山途中に蛇が結構いた。大きいヤマカガシがいたから記念に逃げないように捕まえて写真に収める。そして日暮れ沢に到着した時はもうからっと晴れていた。

竜門小屋前でバックは寒江山 寒江山のウスユキソウ 清太岩山から小屋で
一緒だったご夫妻と
障子ヶ岳遠望 寒江山のウスユキソウ <terukun@juno.ocn.ne.jp>
ミヤマキンポウゲ ハクサンチドリ 南寒江山付近からの
竜門岳方面