登山者情報583号

【2001年09月22日/石転ビ沢〜梅花皮小屋/吉田岳調査】

石転ビ沢は現在危険な状態である。雪渓の状態を読みコースを選べる上級者以外は避けた方がいいと思われる。なお、雪渓、ガラ場、渡渉用にアイゼンとストックを利用した方がいいだろう。
温身平より石転ビノ出合までは夏道を歩く。赤旗や赤ペンキを目印にし、沢等に紛れ込まないよう注意。石転ビノ出合では門内沢に雪渓が残っているが、そこは崩壊寸前のグサグサ状態であるため入り込まない方がいい。つまり、門内沢へ巻いてから石転ビ沢を渡渉して右岸の大岩へ向かうルートは使えない。そのため、出合(合流点)手前の岩(赤ペンキで目印が書いてある)より8m程先に黄旗が立ててあるが、そこから左手に降り(本流の方へ)、雪渓の縁を通って、そこから本流を対岸(右岸)へ渡渉する。渡渉は飛び石で渡ることができる。あとは川辺を大岩に向かって歩く。大岩からは左手に夏道があるが、草に覆われているため探しながら歩くこととなる。あとは雪渓歩きとなる。
ホン石転ビ沢出合では、左岸のガラ場を100m程歩くこととなる。北股沢出合では同じく左岸を30m程歩くこととなる。いずれもガラ場であるため、アイゼン使用の方はわざわざ外さなくてもいいだろう。雪渓は黒滝の下80m程で終りとなる。そこからは落石を起こさないよう注意したい。
なお以上は9月22日現在の石転ビ沢の状態であるが、雪渓はすぐ変わるため、歩かれる方は各自の的確な判断をお願いします。