登山者情報585号

【2001年09月23〜24日/大井沢〜天狗〜明光山〜以東岳〜狐穴〜天狗〜大井沢/保科輝雄調査】

大井沢川と南俣沢との合流付近に車を置きパートナーの尾崎氏と二人で5時半に出発、結構速いペースで竜ヶ岳の近くの水場に到着、少し休むとすぐに体が冷えてしまう。(この辺は3箇所くらい水の汲めるところがある)水場を後にして主稜線の見えるところまで登り少し進むと竜ヶ池が見えるのだが草などが茂っていて見ずらい。(見ごろは6月の残雪期あまり早くても雪の中)途中の雨量計小屋を後にして順調に天狗の分岐に8時30分到着。 雲ひとつないすばらしい天気だ。ここから急な下りが待っています。標高1376mから約660m位まで下ります。そして9時35分出谷川に到着、対岸に石を跳ねながら渡り少し30m位上流に行くと目印の赤の布切れがありテントの張れるぐらいの広場があります、ここが以東岳1771mへの上り口です。上り始めは、ほとんど踏みあと程度、下りの際はルートを見失う可能性あり。登りもしばらく階段状には全くなっておらず急なのでアキレス腱が痛くなるくらい伸びます。やせている所もあるので下りはスリップに注意。そしてしばらく登ると嬉しいアクシデントが!なんと舞茸が!一瞬疲れを忘れさせる一瞬であった。二人で喜びながら大きいコッヘルに入れる、それでも入りきれないものは袋に入れ手で持っていくことになった。しかし少し登るとまたもや舞茸が!今度は持ちきれないので崩れないようにザックに取り付け、ほかはやっぱり手で持っていくことになった。だがそのあとがもう重くて、つらい、つらい、そして12時頃1200m付近の高山帯にでた。2時30分にオツボ峰到着、いつもより何倍も嬉しく、素晴らしい眺めの大鳥池であった。以東岳までもう少し。そして3時以東岳山頂に到着。この日、別ルートで大鳥の泡滝ダムから登ってきた女性チーム3人も無事到着していた。そして山頂で合流これで5人パーティになった。しばらく景色を眺め小屋に入る、管理人の藤井氏が管理に入っていた。仮設のトイレもできていた。水場は少々遠いがとてもおいしくたくさん出ていた。この夜はマイタケ汁とマイタケご飯であったことは言うまでもない。
2日目4時起床お茶を沸かし軽い食事をとる、5時10分頃小屋を後にする以東でご来光を見て狐穴に向かう、風が吹きつけ止まると少し寒い。7時10分狐穴小屋到着。あとは天狗小屋の所まで水がないのでここで水を補給をする。12時天狗に到着、水はちょろちょろという程度だが涸れることはあまりない。ここで大休止。そして昨日来た道を下り3時40分無事下山。

石と石を飛びながら川を渡る 川に下りる途中の以東岳
手前と奥にマイタケ 以東から大朝日岳への主稜線
出谷川から来た道を振り返って見る 佐渡の近くに沈もうとしている夕景
狐穴から以東岳 狐穴小屋前の水場で水を補給する
狐穴から天狗への長い帰路 狐穴から月山と鳥海山を望む
障子ヶ岳 新潟方面の日本海

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