登山者情報591号

【2001年10月07日/大樽山 /小林元一調査】

メンバー:堀井・小林
新潟市小針発6.00--途中、奥胎内の林道で、道に10頭位の猿の群れ。胎内ダム展望台ナリバ登山口66.4k--胎内ヒュッテ駐車場着71.5k360m7.30。
出発7.45--クサギの濃紺の実がきれい。クロバナヒキオコシ--「あさの橋」の先、工事用の橋の反対側、大樽山新道登山口出発8.15--取り付き後間もなく、まるで踏み跡もか細く足場の悪い藪漕ぎの急登、こんな登りが長く続く訳じゃ無かろうと頑張る。急斜面の鼻先でリンドウが励ます--何とか穏やかなブナ林の中のわりとしっかりした道となる。快晴無風素晴らしい秋晴れ--突然松の大木が登山道を塞ぐ。ナント根元の土がさらわれて大きな根が目の前にムキ出し!これを右から巻いて、木の根や低木に掴まってようやくこの木の上に出る9.10--息を整えて改めて登る。次第に道は急登となる--松の大木の尾根で休憩770m9.35--やがて斜面一帯が素晴らしいぶな林!胎内ヒュッテからすぐの登山道も途中素晴らしいぶな林があったがこちらも素晴らしい。ナタ目とビニールひもを頼りに左山腹をトラバースして登る。いろいろなきのこがあるがオンチの悲しさ、手が出ない--高度は既に山頂付近なのに薮の中をぐるぐるまわり込む感じでなかなか山頂に着かない、ついには下り気味になって少し不安になった頃、フイに左に折れて少し登り、春に訪れた懐かしい三角点に出る!
山頂到着10.40。思いのほか素晴らしい大展望!!但し、3分の2は薮が邪魔。なんといっても真正面の、山腹に美しい紅葉をまとったアゴク峰が惚れ惚れする程美しい!! いつかあそこへ行きたい!三角点の脇に敷物を敷いて、なにがともあれ「かんぱ〜い」。杁差岳と、仲間のグループが今日泊まると言う杁差小屋が、大きくくっきりと見える。地神山のすっきりとした三角が、ここから見るとことのほか秀麗。門内小屋もしっかり確認。胎内尾根を目で辿れば、二の峰・一の峰〜滝沢峰・郷倉峰。昨日歩いた池平峰1、024mがさらにその少し下。北股は見ている内に雲の中に隠れる。出発12.00。下りは胎内ヒュッテへのコースを歩くことにする。
理由:1. 新道は急で、かつ、やぶっぽく、ルートを探しながらの歩きは疲れる。
   2. 残雪期(13.5.29)に歩いたヒュッテからのルートのこの時期の状況を確認したい。
   3. 急なところもあるが、今来た新道に比べれば危険度は格段に緩和される。
   4. 林道を歩いて戻らなくて済む。
最初は山腹トラバース、稜線尾根に出てから、かなりの急下りとなるが間もなく穏やかなぶな林の中の平らな道--いつまで経ってもさっぱり下らないと思っていると、とんでんでもない岩場の急登を登り返す。これを登り切って台地のはずれが素晴らしい展望地920m13.00〜13.25。ここで胎内川対岸の稜線、風倉〜ナリバ〜黒石〜ガラク峰〜三光山〜二王子岳〜二本木、そして発電所からナリバへのルートを地図と照らし合わせてしっかり確認。下りはここから左に直角に折れて急坂。やがて眼下に道路や駐車場か見えかくれ--胎内ヒュッテ駐車場着360m14.20。ヒュッテ前の水をたっぷり飲む。堀井氏はクサギの実を撮影。
出発14.40--胎内スポーツセンター橋を渡る15.07、15k--小針自宅着71.2k16.30