第598号

【2001年12月24日/デベソ山/井上邦彦調査】

好天に誘われて、新しく購入した兼用靴の履き心地を確かめるため、デベソ山に登ることとした。光岳寺脇の工場の駐車場(標高(140m)に車を止め、墓地を登る。杉林をひたすら登っていくと、269mの鉄塔に出る。あとは平坦な松尾根を進むと、いきなりニホンリスが目の前を横切る。林道に出ると程なく三叉路になる。トウホクノウサギの足跡が林道を縦横無尽に駆け回っている。適当なところで右手の杉林の中に入り、再び登り始めると、雑木林になり、次第に木々は太くなっていく。私が中学生の頃、ここにスキー場があり、大会のために踏み方をした覚えがあるし、小国山岳会を作る以前にはスキー場のための山小屋が残っており、硬雪の頃に雪上訓練のベースとして利用していたが、今は跡形もない。直下の急斜面を越えて山頂に到着。飯豊連峰は霞んでいたが、小国盆地を眼下にして朝日連峰が聳え、遠くには吾妻連峰も確認できた。
展望を楽しんだ後、シールを外しスキー靴を固定して滑降を始める。滑りやすい所を選んだので、登り口よりも南側に出てしまい、林道を歩いて戻る。最後は薬師沢に入り込んでしまい、四苦八苦する。カモシカの足跡を辿りガッコウヤマ町営住宅に出て山行を終了した。

所要時刻
駐車場09:37→11:11デベソ山々頂11:25→13:00ガッコウ

林道を進む カーブミラーに映った兎の足跡
カーブミラーを利用して自分を撮影 雑木林に入る
ヤママユ 蝶のようなリスの足跡
飯豊連峰遠望 朝日連峰遠望
小国盆地を一望する
林道の途中にあった「デベソ山登山口」の標識