登山者情報620号

【2002年05月04〜05日/針生平〜大朝日岳/齋藤弥輔調査】

5月4日
平田夫婦と大朝日に向かう、途中民宿「ふもと」から飛び入りの静岡の服部さんが参加することになった。
大石橋到着、駐車場には登山客や渓流釣り、山菜採りの車でいっぱいになっていた。5時26分大石橋を4人で出発する。早朝のブナ林の中は最高に気分の良いものである。6時20分角楢小屋を通過、7時30分大玉沢からの登りに取り付くが、タムシバ・ムシカリ・カタクリ・ショウジョバカマ等々の花が咲いているがいちばん奇麗に見えたのは残雪と新緑に映えるムラサキヤシオツツジであった。
9時蛇引清水を通過、清水はまだ雪の下であと一週間位は使用できないだろう。これより森林限界まで登山道には2箇所ほど雪が残っているが2〜3日でなくなるだろうと思う。森林限界から北大玉分岐までは8箇所雪が残っているがこれも1週間程度でなくなり、大朝日岳までのこのコースは雪の上を歩かなくても良くなる。10時50分北大玉を通過、このころより雨が強くなり雨具を着て登りとなる。平岩山山頂をパスし小屋を急ぐ。途中10人パーテイを追い抜き13時50分大朝日岳山頂到着。風雨強く急ぎ大朝日小屋に14時到着する。小屋には管理人に大江山岳会の安部さんが入っており挨拶をしてお願いをした。小屋にはたくさんの人が入っていて宿泊者は最終的に40人位だったと思う。もちろん、到着から19時30分ころまでは持ち込んだビール、酒、ワイ
ン、それと管理人からいただいた焼酎で盛り上がったのは言うまでもない。
5月5日
4時登山客がガサガサと起きだし朝食を食べ始めるが我がメンバーは熟睡している(飲みすぎ?疲れ?)私は5時頃より起きだし朝食用の水の確保に雪を溶かしながら管理人の安部さんと山話をしていたが外はガスと風が強くおさまらない。6時我がメンバーが起きだして朝食の準備をしながら今日が結婚記念日と言う平田夫婦にビールで乾杯をした。
9時55分大朝日小屋を記念写真を撮り後にする。10時10分大朝日岳山頂で写真を撮り下山するが風邪が強く飛ばされそうになるので岩にへばりつきながら下る。途中、祝瓶山に登っているODDと飯豊連峰の切合小屋で昼食中のHZUと無線でつながった。12時30分北大玉でビーフカレーで昼食をとり下山し、15時30分大玉沢通過、17時30分大石橋に到着、18時民宿「ふもと」静岡の健脚だった服部さんと別れて帰宅した。

白布橋を渡る 幻想的なブナの森を進む
ムラサキヤシオ 残雪の中の新緑
森林限界を過ぎて 大朝日岳山頂
大朝日小屋にて