登山者情報680号

【2003年01月13日/冬の“ 百石山(ヒャッコクヤマ) “紹介/木内茂雄調査】

1.登山口  JR米坂線 伊佐領駅
2.コ−ス概要
米沢方面から来て右側下車(出口はこちらだけ)、駅の戸を開いて真っ正面を見上げると目的の百石山が三角形に聳えている。駅前が標高207M、頂上が599Mでその差392Mだが、冬の登りはきつい。冬は勿論、夏道は雪に埋まっているので、初めての人は樹林帯を真っ直ぐ突き上げれば頂上である。といえば一言で済むが.......。
それは、晴れていればの話であって、曇っている時はいくらか右斜めを直登し、40分から1時間登ると稜線に着く。そこを左に折れ稜線を20〜30分進むと傾斜がきつくなる、ここを、少し左から巻き込む様して15分くらい直登するとブナ林が切れ見晴らしが良くなる、此処が頂上である。
カンジキを付けるのは常識であるが、雪の条件によって所要時間は登り1時間10分〜3時間と2倍半以上の幅が有る。下りは30分〜40分で降りられる。また、駅から見てズット左は草付きの斜面になりナダレル時が有るので避けること。
頂上からは眼下に、今来た伊佐領駅と集落が航空写真の如く見え、目の前には岩向山(ガンコウヤマ)、そして、遠くには飯豊連峰全山がパノラマに見える。何と言ってもこの景色が絶景である。
過去に一回しか見れなかったが、雲海に少し頭を出した岩向山とその向こうの葡萄色に浮かぶ飯豊連峰はそれこそ“最高”としか言い様が無い。(こういうチャンスは3月末までの、日本全国が快晴マ−クなった日である。)今年、元旦と1月13日に登った写真を添付します。
なお、問い合わせたいことあればアドレス moyuu@sea.plala.or.jp  にしてください。                                                    2003.1.14 JO7AQL 記

伊佐領駅と百石山
ブナ林 兎の足跡
百石山登り 百石山にてマンサクの枝
岩向山と飯豊山