登山者情報726号

【2003年06月30日/梅花皮沢捜索/井上邦彦調査】

先日は雨のため水が濁っていたので、改めてEHJと二人で捜索に出かけた。04:46砂防ダム発、05:02うまい水を通過、05:12近大慰霊碑を通過する。登山道から雪渓の末端が見える。雪渓に上がり、窪みに注意して右岸から左岸に移り、梶川出合下の崩壊地を探す。前回スパイク地下足袋を履いて岩の上を移動した時に滑ってポケットに入れていた双眼鏡を壊したので、今回は岩に強いようズックを履いてきた。このため、朝方の硬い雪渓に四苦八苦、スパイク地下足袋のEHJはスムーズ、一長一短である。
梶川出合の新しい転石まで環状に亀裂が入っている。右に曲がって梶川出合上の崩壊地を捜索する。梶川出合本流に架かる雪渓はそろそろ薄くなり始めている。夏道に従い大岩から登って、段丘地の小沢沿いに進むが、途中から夏道を外れて雪渓に出て、崩壊地を捜索する。感覚として、この付近の雪渓を渡ることは危険性が出てきた。05:38事故現場で更に捜索し、右岸には渡らず、左岸を下りながら再確認する。梶川出合下からは夏道を歩いて雪渓に出る。06:41砂防ダム到着、本日も手掛かり無し。

砂防ダムより 地竹原の雪渓末端
登山道から見た雪渓末端
雪渓に上がり、末端を振り返る 梶川出合下の崩壊地全景
梶川出合下の崩壊地
梶川出合下の崩壊地全容
転石と環状亀裂 梶川出合上の崩壊地を見下ろす
梶川出合上の崩壊地上端
新しい崩壊地が広くなってきた 新しい崩壊力事故現場遠望
事故現場
事故現場から下流を望む